6/2:FLAG53「陽あたり良好」


扉を抜けて・・・また次の扉へ・・・

名前・井駒みなみ
ジョブ・ダメージヘア水泳部員
身長・151cm
体重・41kg
スリーサイズ・78-56-80
誕生日・2月20日
血液型・B
備考・トリートメントというものを、初めて買いました。



今回の神のみぞ知るセカイは第53話でした。みなみ編が終わりました。女の子の攻略はいつも1話目で考えた通りになりませんけど、みなみ編は特に最初の構想と変わりましたね。


この話は、挫折から始まります。最後の大会に選ばれなくって、ガックリ。個人的な印象ですけど、運動系のはある意味挫折がはっきりしていますね。漫画家なんかは、そこら辺が中途半端で、「俺も歯車がうまく回るか、今の担当が消えたら、いつでもいい漫画家描けるのに・・・!」なんて思いながら、挫折を受け入れられずにいたずらに年を取っていってしまいがちですが・・・。


でも、みなみが今感じている挫折というのは、ちひろが抱えていた大人の虚無感とは全く別の次元の話で、そんなことにガックリしてるよりも、他に楽しいことでもして忘れたらいいと思うんですよ。だって、まだみなみちゃんは、まだ中学生。まだ無限の可能性があるんだから!みたいな感じの解決をおぼろげに感じていたんですよ・・・「俺達、終わっちゃったのかな」「始まってもいねえよ」的な。例えば、恋なんてしてみたらどうかな?と・・・。


だから、途中の展開というのは、非常に上から目線というか、大人が子供を見るようなニュアンスで進んでいたように思います。最終回を描く直前になっても、みなみが自分で勝手に納得して桂馬にお礼を言って帰る感じを考えていたのです。桂馬はあくまで触媒で終始し、とことん最後まで女の子目線で行こうと思っていたので。


ところが、お祭りが終わって、みなみが独白するところで、僕の心に、僕の人生の「終わった瞬間」が山のように押し寄せてきまして。大好きだったマンガが終わった瞬間、長年続いた人間関係が終わった時、3年考えに考えた初連載がたった11ヶ月で打ち切りを食らった時・・・・。この時に初めて、みなみが失ったものの気持ちがやっとわかったんです。若いとか、全然関係ない。人生の重要な一部を失ってしまうってどういうことなのか。それは「いい思い出で終わろう」みたいな軽いものでは決してありませんでした。そうしたら、桂馬が上の立場からみなみと同じ場所に下りてきて、勝手に話始めて、ああいうエンディングになりました。


エンディングの桂馬は、みなみに触発されたのか、1話目の桂馬なら絶対に言わないだろうというセリフを言っていました。これも僕も描いてて「そうだったのか」と思ってしまいました・・・。みなみは終わって次に進みますが、桂馬は・・・。



今回は、個人的にめちゃ好きなシリーズというか、女の子目線で心象表現一杯描けて新鮮だったし、最後の回なんか個人的な思い出のフィードバックが強烈過ぎて、ネーム描いてる時なんかヤバかったもんなあ・・・。これは思い出深い回になりましたよ。

と思ってたんですけど、ブログに来たメールを見ると、「わかりにくい」と評判でね!むしろ評判悪いっすよ。覚悟はある程度してやりましたけど、やっぱり主人公が中心にいてくれないと、筋が追いにくいのかな・・・。

でもま、たまにはこういう話も許していただけると嬉しいです。連載の1話目がわかりにくいって言われたら僕も反省しますけど、神のみという漫画が皆さんのおかげで1年も続きましたし、桂馬が出会った駆け魂持ちの女の子はみなみでなんと9人目です。漫画に限らず、作家というものは突き詰めれば一つのことしか話してないのです。一つのことを色々な言い回しで表現しているのであって。だから、今まで神のみについてきてくれた人なら、今回もわかってもらえるんじゃないかな・・・と勝手に期待しています。(あ、ちなみに、まさにこういうこと!というぐらいに僕の描きたいことを見事に看破してくれてる方もいらっしゃいます。特に女の人)まあ、あんまり「描き手が楽しければいいじゃん!」みたいな投げっぱなしだと、また芸術に近づいてきてよくないとは思いますが。まあ、たまには・・・。



今週のココマ


ただ、浴衣に関しては反省しています。一通目の感想メールが「浴衣の着方」についての指摘だったのには、相当心が折れました。一応、色々見て勉強したつもりだったのですが、浴衣がこういう形である理由までさかのぼることが出来てなかったです。うーん、いつもエラソウに言ってる手前、アシスタントにはこれは知られたくないなあ・・・。実は、これと同じような事情はこの次の回(54話)でも発生してて大変だったんですがまあ、この話はまた来週ですね。




すぐに人を触るクセのあるあっこ。

みなみと会えないのは寂しいけど、この二人と会えないのも寂しい・・・。男の話しかしてないこの二人は、僕がミスタードーナツでネームを描いてる時に隣に座ってた女子学生達のスケッチです。本当に、何度客が入れ替わっても、みんな男の話と女友達の格付けしかしていない・・・。ま、男のお客さんも似たようなもんですけど・・・。現実は小説よりも奇なりとは言いますが、ミスタードーナツで7年ぐらい過ごした範囲では、現実の人間はマンガよりも遙かに典型的です。




という訳で、次回の神のみですが、遅ればせながら、「神のみぞ知るセカイ連載1周年記念」ということで、ハッピーなインターバル回を2回連続でやります!お楽しみにー。
wakakitamiki * 神のみぞ知るセカイ * 23:39 * - * - * pookmark
このページの先頭へ