10/27:FLAG7「青春という名のラーメン」


はい、ラーメン一丁ー!
本編描いてる時は思わなかったけど、こうして見ると栞に似てるスミレちゃん。



上本スミレ(17)

ジョブ・闘将拉麺娘
身長・157cm
体重・49kg
スリーサイズ・87-58-87
誕生日・5月19日
血液型・0型
備考・店移動は走ってせめてものカロリー消費。


という訳で終わりました。スミレ編。

今回のお話はまあ、お店で働いている娘にするというのは最初から決まっていたのですが、業種を何にするかでまず迷いました。そしたら、打ち合わせの見学に来られた新人の編集者氏のご実家がラーメン屋さんだった、という話で、その方から話を聞いてるうちに、じゃあ、これも縁かも知れないのでラーメンにするか、と、ラーメン屋で行くことになりました。

ラーメンとなると、やっぱり映画「たんぽぽ」っきゃねー!、ということで今回は映画同様、「ごたごたしたラーメン屋にふらりとやってきた流れ者が問題を解決して、また去っていく」というウェスタンな話を指向しました。その宣言代わりという訳ではありませんが、1話目の冒頭は「たんぽぽ」を模した始まりとなり、最後のペンキでラーメン屋の名前を書くところも映画と同じでした。まあ、じゃりン子チエみたくもありますが。

ラーメン屋で起こる「問題」についても、映画同様「ひなびたラーメン屋が商店街のライバル店を負かしつつのし上がる」感じの美味しんぼ的な展開にしようとしたのですが、打ち合わせにて、もっと内省的でコンパクトな方向にしないか?という提案がありまして、それならば、ということで今回のような親と娘の微妙な関係を描いた感じになりました。

人間の問題というのは、一人のなかだけで解決することばっかりではなくって、当人はもうとっくに心が決まっているのに、周りがそれを許さないなんてこともあります(というか、大人になったらそればっか)。まあ、結婚話なんてのはその最たるものだったりしますが・・・。今回はそのなかで、「親の子供への過剰な期待」的な話を書いたつもりだったのです。

今回の話の最終話を描いてる時にボクの頭にあったのは、アーサー・ミラーという人が書いた「セールスマンの死」という話です。まあ、かなりの有名作で、ボクは大学の授業でやったんですけど、リストラされた元優秀(だったらしい)セールスマンが、自分の子供に過剰な期待を背負わせてガミガミとグチを言う話でした。まあ、漫画でも世の中でも、こういう構図はよくありますが、「セールスマンの死」は最後が利いてた。むしろ、ここしか覚えていない。

「セールスマンの死」の最後で、お父さんから押さえつけられる息子が言うんですよ、「ボクにとやかく言うのはもうやめてくれ!ボクは何の変哲も無い平凡な人間なんだ!そして、父さんも、平凡な人間なんだよ!」と。

伊集院光のラジオでもよく話題になりますが、カエルの子はカエル。スミレにとって、出来は悪いけどお父さんと同じ味のラーメンが、同じような行為だったのかも知れません。今回救われるべきだったのは、スミレのお父さんでした。彼は救われたのでしょうか?まあ、少なくとも、セールスマンのお父さんと同じ結末じゃなくってよかったです。

ただ、ボクの技量では今回の話、ちょっと舌足らずだったかも知れません。もっとよく描けたと思う。ああ、もう一度描けたらなあ・・・。僕の息子に描いてもらうか。僕の息子ならもっとうまく描いてくれるだろう。



さて、次回からはインターバル回が続きます。まず次回次々回は続き物で、あのツンドジ嬢がまたもや登場。さらにあの人とあの人も登場で、ボクの、そして皆さんの見たいものが見られるかも。



今週のココマ

このコマは単行本ではなくなるかも。無くなったら、ごめんねエルシイ〜。


そういえば、甘口のラーメンの話をしていたら、メールで名古屋の「喫茶マウンテン」なる甘口メニューで勝負しているお店の紹介をしていただきました。ここはまさに!って感じですね。なんだか、話題店みたいなんで、すみれの目の付け所はやっぱりあれでよかった!・・・のかなぁ。甘口バナナスパとか、メニューみたら戦慄の一言ですね。フルーツのパスタといえば、東京に桃の冷製パスタを出してる店があって、以前料理通信でそのレシピが載っていたので作って食べてみましたけど、これはめっちゃ美味しかったです。
wakakitamiki * 神のみぞ知るセカイ * 09:48 * - * - * pookmark
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