5/29:KOI・『未来編』のお話

やっと未来編が終わりました。

 

いや〜長かった…。火の鳥の未来編ぐらい長かった。こんだけ長いことやることも、主人公抜きで3週ぐらいやったことも初めてだったので、自分でもチャレンジの連続という感じのシリーズでした。

 

 

 

このお話のテーマは、「自由って、一体なんだ?」

ということでしたね。尾崎豊のスクランブル・ロックンロールじゃないよ!

 

 

そもそも未来編は『ぼくらの七日間戦争』が最初の下敷きでした。この映画は厳しい校則を課してくる大人の圧力に対して中学生が戦いを挑むという"自由"についてのお話で、それ以上に全盛期の宮沢りえのかわいさ(この3年ぐらいの宮沢りえのかわいさはZONE入っていた)がグイグイにやってくる伝説のアイドル映画でした!

 

しかし、この映画の頃と今とは時代が違う。今でも珍妙な校則が話題になりますが、今は大人がそんなに厳しくない。ならば今は、昔に比べて自由になった!…のでしょうか?…自由?…自由って一体なんだ?

 

ボクは映画では抑圧する側の「オトナ」になった訳ですが、何だか全然自由な感じがない。誰にも何にも言われてないのに、何だか窮屈。ツイッターもいつの間にか全然つぶやかなくなっちゃったし。いつも誰かが見張ってるような気が。この感覚って何なんだろう?

 

 

そこで、ボクのパーソナルな思い出がまた例によってニョキニョキと出てきまして…。

 

学生の頃というのは、何かと不自由を感じるものです。学生の頃、ボクは「誰かがボクを殴ってくれないかなぁ〜」とずっと思っていたのです。勉強なんて大嫌いだったし、学校も大嫌い、かと言って自分で学校を辞めるとかそういう勇気もない。電車でサンデーを読み、筋肉少女帯を聴きながら、誰かが強制的にボクの生活を破壊してくれないかなぁ〜とか、思っていた訳です。多くの人がこんなもんでしょ?

 

当然そんなすごいことが起こる訳もなく、ボクはそのまま大学に進みました。高校の時よりも自由になった!はずなのですが、ボクはそのまま何となく外に出なくなって、そのまま部屋から出られなくなってしまった訳です。ボクは誰にも怒られることもなく、誰にも指図されることもなかった。なのに、自分で自分の道も決められず、ある日どこにも進めなくなってしまった。な〜んでこんなことになってしまったのか。

 

じゃあ、ボクは高校生の頃に誰かに殴られたら、人生は変わったのでしょうか?いや、変わらないでしょう。ボクはきっと同じ道を歩いて行った。 じゃあ、どうやったら人生が変わったのか?ボクは違う人生を選択できたのか?

 

未来と翼という双子の姉妹は、そこで道から飛び出した人、飛び出さなかった人、それぞれの運命を歩んでいる二人です。未来は外に逃げた人、翼は内に逃げた人。

 

この二人の造形は、今の担当さんが代わりっぱなに「ボクが一番好きな映画なんですよ!」として紹介してくれた、『シングストリート』という映画が色濃く反映しています。この映画も若者の飛び出し系の映画ですが、すごく面白くて。この主人公のお兄ちゃんが内側にドロップアウトした人なんですけども、ボクの大学生の頃にほんとそっくりです!家から一歩も出ないクセにやたら尊大でw

 

だから、最後の部分は『シングストリート』にならって、翼姉ちゃんがどういう人生を選択するかは隠そうと思っていたんです。翼が前向きになれるかどうかはわからないって。ところが、担当さんからは「もっとポジティブにしてくださいよ」って…。そこでどうしたものかと悩んでいたのですが、『グレイテスト・ショーマン』を見に行っていたく感動したボクは、最後明るい道が見えるようなものに変えたのでした。

 

 

(追悼・高畑勲)

 

一体、自由って何だ? という問いについての答え。

 

それは読んだ人が勝手に考えてもらったらいいのですが、ボクは「自分が自分に命令する」ということだと思います。そして、その命令する瞬間、人は何にも縛られない。

 

よく言うでしょう「自由には責任がともなう」とか「ルールさえ守っていれば、何をやってもいい」とか。それって、結局「自由にするな」と言ってるのと変わらないでしょ。自由に責任なんてないし、ルールも守らなくていい!少なくとも、最初の一歩を踏み出す瞬間は。 そして、未来はそれを行った。

 

 

未来の最後の歌。ここはシド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」まんまです。最初は戦車に乗って歌うはずだったのに、象になっちゃいました。象の名前がナンシーというのは…まあ、そういうことです。

 

そういえば、日大アメフト部の話が話題になっていますが、これも自由についてのお話と言えるかも知れませんね。自分の心の命令に従えない。意にそぐわないことをやらなきゃいけない。そういうの、世の中の色んな場所に溢れています。欅坂とか見てると、「大人達の言いなりにならない、って言ってって大人達に言われたからやってます」って感じで大変だなぁ…と思うんですけども。

 

しかし、これが100%抑圧なのか、と言われると…。日本で暮らしてると、自由に何かをやるということが教えられていないというか、自由のDNAがないというか、自由にやれ!と言われないと自由にできないというジレンマがあります。抑圧されて初めて自由を感じる。誰かとこの話をしている時に、その人が「日本人が本当に自由になれないのは、自分のなかに神様がいないからじゃないか」と言ったのがすごく印象的だったのですが、そうなのでしょうか?

 

でも、一歩ぐらいは道を外れる自由があるものです。一歩ぐらい自由に歩いても、死にはしない。というお話でした。

 

wakakitamiki * キングオブアイドル * 23:59 * - * - * pookmark

5/17:キングオブアイドル単行本第4巻発売します。

よよいのよい。

告知です。

 

 

キング・オブ・アイドルの第4巻が、明日5月18日に発売になります。よろしくお願いします。

 

http://websunday.net/news/18051001.html

書店特典はこちら↑瞳、藍先生、瀬奈です。

 

この巻は連載開始以来、初めてキングオブアイドルの全ての要素が入ってる巻だと思います。KOIの要素、それは何ぞや、と問われますと…

 

キング

オブ

アイドル

 

です。つまり、なんか特別な女装の男が(キング)、女の子との交流しつつ(オブ)、アイドルとして活動する(アイドル)。この3要素。これを18ページという尺で毎週やるのはとっても難しく、過積載の状態でず~っと置き方に苦労していたのですが、この巻は遂に1冊にいい感じで入っております。4巻にして!

 

読み切り回は全部好き。レコード回、オバショタ回、灼熱テスト回、全部いいし、しかも、それぞれが「キング」「オブ」「アイドル」の要素を実現してる。もちろん、この巻の中心である瞳編も、描き足しをして完全版になっております。

 

ついでに単行本に合わせて、HDリマスターを実行!

HD!

 

高精細!

まあこれは毎回やってることですが。

 

という、キング・オブ・キングオブアイドルな4巻。是非是非よろしくお願いします。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 11:32 * - * - * pookmark

3/27:KOI第37話のおはなし

すみません、おわびなのですが、まだ年賀状の返事ができていません。毎回毎回どんだけ待たせるんだ、と思われるでしょうけども、色々と作業が重層的に立て込んでおりまして…あとカラーが苦手という心理的な壁もありまして…(借金持ちの言い訳のようでありますが…)あと数日お待ち下さい。

 

んなこと言いながら、ブログの方はしれーっと更新。

先週のKOIのお話です。

このJKはフィクションです。

 

今回のKOIは、完全にボクだけが楽しい回というか…。きっとボクは食あたりでおかしくなっていたのでしょう。そう、先日患った食あたりでスケジュールがつまってしまって、16ページしか描けなくなって本来やるはずの話ができす、急遽差し込みになったお話なのです。

 

そもそもどうして突然アナログレコードの話やり始めたかというと、まあ、ボクがレコードプレイヤーを買った、ってそれだけのお話なんですけどね。

REGAのPLANAR1という、まあそこそこお安いプレイヤーなんですけども。これが実に良い。今やAppleMusic他、ハイレゾの配信まである時代。音楽を聴くということが実に手軽になったなかで、アナログレコードという、この実に個性のある存在!盤ごとに、工場毎に、作った時代・場所によって違うジャケット、音。中古でレコードを買うと、前の持ち主がどういう人だったかもわかるような気がする。今敢えて音楽を所有する喜びを感じる。昔は耳障りなだけだったチリチリノイズが今や愛おしい。

 

最近レコードが息を吹き返して、どこの会社もレコードをもーいっかい作り始めてるらしいけど、DJかじる訳でもなく、レコード世代が懐古で聴いてる訳ではなく、30代ぐらいの世代が聴いてるんだって。きっと、このアナログの「触感」がいいんだろうと思う。

 

という訳で、レコード話を描いてもいいだろうって!レコード屋で女子高生とか見たことないけどな!

 

 

↑これはセカンドプレス。600円。

 

お話は「星崎恋の幻のレコードを探しに行く」というプロットでした。これには元ネタがありまして、松田聖子の『Candy』というアルバムです。

 

この『Candy』というアルバムは最初に発売された時に収録されていた曲のうちの2曲が、セカンドプレスでは別のヴァージョンに差し替わったのです。なんか最初のが不満だったんでしょうな。という訳で、1stプレスに入っていた曲はその後オクラになって、1stプレスは貴重盤になっておるのです。

 

ちなみに区別する方法はマンガのなかでもあった通り、レコードの表面に刻印されている製造の順番を表す番号(マトリクスという)の末尾が「A1」か「A2」かというだけ。でも、これを探すのが大変。ヤフオクとかで探してみても、説明にファースト、セカンドという表記が全くない。どうやって探すんだという感じ。全部買って調べるんだろうか。

 

これが洋楽だと細かく研究されてるのでわかる。オールドファンは、「マトリクス」もしくは「マト1」(←最初にプレスした盤ほどいい音がするはず、という宗教)を求める病気にかかっていて、特にビートルズとかツェッペリンとかはあらゆるバージョンのレコードが研究されていてすごい。「discogs」というこの世のレコードのバージョンと製造番号をひたすら溜め込み続けるサイトまである訳です。だから洋楽のレコードだと、同じビートルズの「アビーロード」でも、

 

・UK-ORG/(EX/VG++)/HER MAJESTY有/APPLE位置通常/MAT:2/1

・UK-ORG/(EX-/VG++)MAT2/1(4MGL:5RTR),HER MAJESTY無,LEFT APPLEW

・(EX+/EX++)MOBILE FIDELITY,日本ビクタープレス

 

と呪文みたいな説明書きがついておるのです。楽しいね。ちなみに星崎恋のファーストプレスのロゴの色が違うのはツェッペリンの1stのネタです。

 

これも。古いアイドルレコードからのいただきもの。うしろ指さされ組。

 

それにしても、最近出てるアナログレコードの本とか、表紙を少女にして「アナログ女子」があたかも増えてるみたいな幻想を巻き散らかしていますけど、見たこたねぇ!もしかしてボクが新宿にいるのがいけないんでしょうか。渋谷ではガンガンにアナログ女子がいるんでしょうか。新宿では男、しかもおっさんばかり。たまに女の子がいても男の付き添いという、かつてのレンタルビデオのアダルトコーナーの様相を呈しておりますよ。

 

瀬奈ちゃんみたいな神チェックを魅せる美少女に出会いたいものですな!こないだ隣りですごいスピードでチェックしてる人にあいましたけど、おじさんでした。

 

でも、描いて良かったです。だって、掲載日がLPレコードの日ですよ。しかも水曜日が祝日で火曜日発売になってそうなった。こんなの計算できない。ボクが描いたというより、レコードの日に描かされたような気分です。

 

この話は是非続きを描きたい(いらない?)。という訳で、次回からはまたシリーズ話が始まります。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 23:55 * - * - * pookmark

3/22:KOI第38話のおはなし

原稿やっとできたー(^^)

 

と言う訳で、39話(もう39話?)のKOIのお話。

 

瞳編が終わって、読み切り回。今回は特にコンセプトも何もなくって汗だくの人々を見たいというだけで描いたお話です。まあ、汗さえ描ければよかったので、筋はテキトーです…なんてのも性格的になかなかできないタチなので、最後に訳わからんカットを入れてしまいましたw

 

これはですね。犬神家ではなく、「台風クラブ」という映画からのネタですね、はい。「台風クラブ」というのは、アイドルに精神攻撃をしかけることで、結果オーライ的にアイドルを女優にしてしまう相米慎二監督の傑作で…。これがメチャクチャな映画でね。台風が近づいてきたある日に学校に閉じ込められた中学性男女が台風とともに異常行動を始め、なんだかんだで最後はわらべの歌を歌いなが全員下着で踊るという。工藤夕貴と大西結花という当時のアイドルが出ていたんですけど、よくやったなぁと思いますね。まあ、見たことない方はどうぞ。

 

だからして、アラフォー読者の方々には、この話は是非バービーボーイズの曲をかけながら見てみただくといいと思います。若い人はまあ…適当にw

 

しかし、こういうのを描くと高校時代を思い出しますねぇ。遠距離通学でずーっと暑くて。高校は大阪の都会の真ん中にあってクソ暑くて、机の上を触るのもイヤだった。で、窓の外を見ると隣の中学は思いっきりクーラーが付いてる。「なんで隣にはあって、俺らはないんじゃ!」って先生に言ったら、「いたいけな中学生をこんな排ガスのなかで勉強させる訳にいかんだろう」だって。わしらはいいんかい。

 

という訳で私の脳は排ガスで満ちています。またお会いしましょう〜。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 23:59 * - * - * pookmark

3/13:KOI第33-37話・瞳編のお話

どうも、今年こそ花粉症になったかも知れない。

 

慢性鼻炎なんで鼻水は子供の頃から四六時中出てるんだけど、くしゃみが異常に出る。あと肌荒れ。されに目玉の違和感。これはなっちまったんではないだろうか?今はまだ導火線に火が付いてるという感じだけど、いつ爆発するのかね〜。

 

 

という訳で、瞳編が終わりました。

 

今回のお話のきっかけは、ボクの家族から聞いた「お祭りの縄を編んでた人が年を取って編めなくなった」という話です。

 

最近、田舎だけでなくかなり人口のある街であっても、駅前や商店街というかつては街の中心だった場所の衰退が激しいですね。このお話を描く前に写真を取りに栃木の街を何カ所か行ったのですが、そのひなびた感じに圧倒されてしまったものです。そこそこの人口のある街なのに、(まあ、年の暮れだったということもあったけど)ほとんど閉まっている店々、誰も歩いていない道、ここしばらく新しい建物が建ってないかのような昭和を感じさせる町並み。

 

大型店のある国道沿いに人の流れが移ってしまって、地方の駅前はどんどん何にもなくなって行きます。奈良みたいにコンテンツのある場所だと、昔マジで何もなかった駅回りが再開発で発展しました、みたいな可能性がありますが、大概の場所ではそんなこともなく、このままずっと人が「中心部」に人が少ないままでしょう。イオンはうちの実家の近くにもあって便利で最高ですけどw人のしがらみからも解放されて最高なんですけど(苦笑)。そういう暮らしのなかでアイデンティティというか、土地への想い、というのをどうやって保っていくんだろう?という気もします。

 

アイデンティティというのは人のつながりのなかで作られるものですが、実に面倒な部分もあります。ある種その象徴が「お祭り」だと思います。面倒だけどやりたい、やりたいけど面倒。建前と本音があるものです。

 

ボクが昔住んでいた池田市のマンションの裏にも小さな神社があって、お祭りの日には無限ループで「つっきがぁ〜でたでた〜」と大音量でやっていて「うるせ〜なぁ〜」と小学生のボクは思っていたものです。あのお祭りは今でもやっているのでしょうか?うるさいから中止になってしまったかも。なくなると寂しいけど、そのためにボクが何かやらないといけないなら面倒くさい。でも、アイドルが毎年来てくれるなら行くと思うし、何なら手伝うと思う(現金)。なんて思いながら。

 

そういう想いもこめて、瞳さんが街の人々に依るべきものを訴えるというお話になりました。

 

 

・まこと君

 

田舎で二人乗り。いいなぁ〜。

 

でも、こんな絵でも編集部に描いて良いか一応お伺いを立てないといけない難しい時代。クレーム来るかも知れないからね。

 

今回はまほろの理想論(と変態性)が遺憾なく発揮された回になったかと思います。ボク自身もこういう話は神のみで散々やってきた形式であるし、実にコントロールがしやすかった。ただ、本当はもっと変態的な行為がしたかったけど、そうすると何話あっても足りない。まこと君と瞳は多分この先も出会うはずだと思う(!)ので、楽しみは先に置いておきました。

 

 

・MCK

野球部のケンジ君。

 

この子は「デビルマン・クライベイビー」視聴記念で加入しました。瞳の街の舞台は川崎ではないんですけども…。あと、このキングオブアイドルというお話がもともとはラップバトルをやっていた事実を踏まえて。あのまま描いてたらどうなったのかなねぇ、ヘイYO!

 

 

・アメノウズメ

なんかうる星やつらみたいなコマ。

 

今回のお話の最終話は天の岩戸伝説をイメージして描きました。アメノウズメが巫女の始まりというのはよく言われる話ですが、アイドルは現代のシャーマンである訳で、そう思うと、アメノウズメ=巫女=アイドルという構図が成り立ちます。そう思うと、アイオスの使い手の素質を一番持っているのは瞳さんかも知れませんね。

 

 

キングオブアイドルと言うのは今から10年後ぐらいのお話ですが、このお話は田舎の衰退の話ではなくって、便利になったおかげで面倒な人とのつながりがなくても全然生きていける。じゃあ、人はどうやって集まるのかなぁ…というお話だったと思います。そのなかで、アイドルというのはとにかく人を集められる人達なのです。ここの部分を突き詰めるとこんな寝不足の頭で書いているブログじゃ論旨メチャクチャになりそうなので、ここら辺でやめときます。

 

では、これから何回か、読み切り回が続きます。

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2/15:「キング・オブ・アイドル」第3巻発売です。

告知です。

 

 

2月16日、多くの場所で「キング・オブ・アイドル」の第3巻が発売されます。

 

今回は後半は、初めての個人フューチャー回、渋谷キサラ編です。

 

「3年B組金八先生」ってドラマありますよね。その第2シリーズの第1話って見たことある人いますか?まあ、いいんですけど。加藤優の「腐ったミカン」で有名な第2シリーズですが、その第1話は、その加藤も、そもそもB組の生徒すら出てこないんですよ。どんな話かって言うと、大学に行ったけど学校に行けなくて精神を病んでしまった子供の入ってる病院に行く話なのです。院長が風間杜夫でね。しかも、前後編!これはB組の話じゃなくって、金八第2シリーズはこういう話をやります!ってテーマから入ったんですなぁ。あれはすごかった。

 

まあ、この巻はそういう話です。え?わからん?

 

アイドルものでも女装ものでもなく、ましてや男根ものでもなく、実は歌ものだった「キング・オブ・アイドル」。歌を歌うってどういうことなんだろう?アイドルってどんな存在なんだろう?僕がこのマンガに何を託していたのか、そういうものを自問自答したのがキサラ編です。

 

この巻は、ぜひ皆さんに読んでもらいたいです!これがオラの漫画じゃ〜。

これで暗い人たちと友達になるw

 

書店特典、今回もあります。

http://websunday.net/news/18021408.html

まほろ、キサラ、瀬奈。どれでもご自由に。

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2/6:KOI第32話のおはなし

ベッドサイドの寸止めバトル。

 

今回のお話はまた10ページということで、担当H氏より「瀬奈とまほろで一つ」とリクエストを受けました。普通の話だと授業のシーンが多いので、日常生活にしよう!じゃ、食べてるところか、寝てるところだ!という訳でこんな話にしました。寝言というのは聞かれると恥ずかしいものでございますが、瀬奈は普段よっぽど抑圧されておるのでしょうか?

 

それにしても今回は、史上最高に背景が簡単でしたわ。その代わり、表紙の瀬奈はかなりかわいく描けたような気がします。ちなみに瀬奈が来ているのは「夏のNEMS私服」です。

 

10ページとなると大して話すこともないですな。来週からはまた新しいシリーズが始まります。どうぞよろしく〜。

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1/30:KOI第31話のおはなし

34話が完成して提出。スケジュールは何とか順調。

 

さて、先週のKOIは10ページ構成でした。ここから2週連続10ページ。単行本作業の予備スケジュールだったんだけど、結局16bitセンセーションの原稿に使われてしまったという…。

 

でも、10ページならではのお話。ここぞとばかりに出した藍先生回。

オネショタを超えたよ。ママショタだよ。アイオスを付けてないところに完全犯罪のにおいがする。

 

佳島先生のお年がいくつかなんて考えちゃダメよ。藍ちゃんの悲しいサポテンを見よ。働く女性の孤独を描いたシリアス回。…てのは大嘘で、冬コミの戦利品同人誌を読んでるうちに考えついたアホ話でありました。藍ちゃんの身体が妙に肉感的なのも、同人誌の影響。いや〜いいね〜同人誌はさ。

 

それにしても10ページというのは無責任でいいなぁ。ストーリー投げっぱなしでええもんね。ただ、こういうのはキャラが浸透してないとできないのね。だから本編があっての10ページ。という訳で、次回も10ページで投げっぱなしの回をやるのでした。頭をからっぽにして読んで下さい。

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1/23:KOI・キサラ編のおはなし

また、キラキラを一つずつ。

 

キサラ編が終わりました。

 

今回のお話を一言で言うと「可能性を使い切った娘」のお話でした。KOIで動画を撮った回で、瀬奈ちゃんが言っていましたね、「アイドルは未知の可能性が大切」なんだって。それがキャラクター掘り下げ回の一番最初の回が、可能性のない娘の話だとは…。

 

でも、ボクは是非キサラから始めたかったのです。

 

それはなぜかというと、ボクにもとっても身近な悩みをキサラが持ってるからです。このお話はボク的にかなり私的な部分をキサラと共に放出したお話でした。

 

人は誰でも、最初は無限の可能性に満ちているものです。そして、運良く自分の才能が世間に認められたような人間にとっては、自分の可能性が見事に開花し、結果が出て、環境も変わる。もう、自信満々です。

 

しかし、快進撃を何年も続けているうちに気づいてくるのです。放出し続ける生活のなかで、自分の武器をもうすっかり使い切ってしまったと。そして、自分が余りにも高いところに登ってきてしまったということに。ここで成功者は一旦岐路に立ちます。

 

ヘタった武器で、その高い場所に居続けられるのか?周りからの期待のプレッシャー、自分では前と同じようにやってるのに、充実感がまるでない…。前と何が違うんだろう?迷宮の入り口。そこで更に上に登れる人、落ちて行ってしまう人、同じ場所でもがく人、色々な人がいるでしょう。それにしても、ファンもいて、歌も上手い。どうしてこんなに悩むのか?ここ数年の小室哲哉がそういう心境をいたるところで話してくれていますが!初めはまほろもちっともわかってないようでした。

 

特にキサラがシャドウオブジェクトを出してからのくだりは、ほとんどドキュメンタリーじゃないかというぐらい身につまされるものがあります。そしてこれは、まさに神のみというドーピングの後遺症と日々戦うボクの心境なのです。10年間もつまんねーつまんねーと言われ続けた人間が、急に誰からも注意されなくなり、「偉いヒト」とされる違和感。周囲からの過大評価&自分自身への過小評価のスパイラルのなかで、段々凶暴化していく自我。躁状態と鬱状態を繰り返すあの感じ。

 

NHKのクローズアップ現代のドーピングの回で、ある選手が言ってたセリフ…「ドーピングをする前は、純粋に自転車レースが大好きな青年でした。 結果がでなくても、『それもまた人生』と思っていました。 しかし、ドーピングにどんどんはまっていくと、勝つことだけがすべてになっていきました」

 

この「ドーピング」は色んな言葉で言い換えられ、あらゆる人間に当てはまることだと思いませんか?まして、芸能界というきらびやかな世界だと、その場所にいることが既にドーピングです。美しく、孤独をかかえる人達。タレントにならなかった方が幸せになれたんじゃないか、という方がそこかしこに居ます。

 

そして解決方法は結局自分や周りを愛するということでしかないのです。自分が来た道を信じること。キサラ編の結末は解決、というより夢です。キサラみたいになれたらいいなぁ、と思って描きました。

 

このキサラ編から、このKOIという作品は急速に焦点が絞られた話になるはずです(担当も変わりましたし)。2巻で大直しのリミックス作業が行われましたが、それはこのキサラ編以降のために道ならしが必要だったのです。ボクも肥大した自我と折り合いをつけ、キサラと一緒に、キラキラを一つずつキャッチしていきますぞ!ステップバイステップ!

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12/5:「キング・オブ・アイドル」SONG25&26の話

本来なら毎週の話をするところですが、キサラ編は全部終わってから、感想戦やろうと思います。

 

以前にみんなの自己紹介の回で「アイドルの魅力は、未知の可能性だ」という話をしましたが、キサラ編は「可能性を使い果たしてしまった娘」のお話です。

 

自分にとっても身を切られるような話ですが(苦笑)、どう解決していくのか、キサラと向き合いながら日々考えています。あと数話、是非おつきあいください。

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