4/23:トキワ荘の残り香

原発の時はあんなに怯えていたのに、なんか不思議と落ち着いているボク。

 

マンガ仲間のLINEとか見てるとサーチアンドデストロイって感じで、悪いニュースを探してはすごいビクビクしてる。ボクはすぐにそうなっちゃうから、震災の時の反省でネットをすごい制限して、ちょっと鈍感に仕向けている。もちろん、感染対策はしてるけどね。日本のやり方だと緩ーく増えていくって感じで、ものすごい感染爆発もしないけど、ゼロになかなかならない気がする。サーチアンドデストロイしてると、再来年ぐらいまでこんな感じになっちゃいそうで、そっちを想像すると恐ろしい。中途半端にやってると、医療関係者がひたすら疲弊していくだけだよ。

 

今日からカラーイラストに入らないといけないんだけど、ちっともやる気が出ない。

余りにも家のなかにいるのも身体によくないかと思って、散歩に出かけた。

 

1時間ぐらい歩いて、トキワ荘跡へ。

トキワ荘の跡地は今、会社になってる。そこからちょっと離れた場所に碑が立ってる。前からバスの窓から見えていたけど、初めて来た。よこたとくお先生が入ってるのが嬉しい。

 

今豊島区はトキワ荘回りを観光名所にしようとしてるんだけど、トキワ荘はもちろん、ゆかりの場所はほとんど全部なくなっていて全部「跡地」。残ってるのは「松葉」ぐらい。まあ、銭湯やアパートをずっと残せってのも難しい話だけどね。

 

トキワ荘を完全再現したらしいミュージアムも今年の3月にオープン予定あったのが、コロナで延期。まあ、開いていても入れるムードじゃないけどね。落ち着いたら是非行ってみたい。

 

こんななかでも堂々営業中の松葉を通り過ぎて、散歩を続けた。何しろ鈴木保奈美が勤めているというすごいラーメン屋(NHKのドラマでは)なんだけど、いてもきっとマスクしてるからね。

wakakitamiki * ふとした話題 * 23:59 * - * - * pookmark

4/22:三体

今日は久し振りの完全な休み。

もう絵やアイデアには一切関わらない、決めていたけど何をしようかな。

 

と思って寝たら、そのまま半日睡眠

起きて、メシを食って、さらにそのまま睡眠

 

なんか延々寝てしまった。こういう時に普段どれだけ身体に負担がかかってるかわかるね。

 

 

で、唯一やったことは読書。

三体。

何でもアジアで初めてのヒューゴー賞受賞だとかで、すごい話題らしいので、買って放置してた。時間あるので遂に読んでみた。

 

読んですぐに思った、「今の中国への畏怖と興味」。今まさにみんなが噂してる「コロナウィルスが中国の研究所発」という話。中国の研究所が「そんな科学力は我が国にない」って否定しても、信じようとしない。中国なら十分にありえる!という説得力。それぐらい今の中国は強大で、みんなの恐怖を駆り立てる、それゆえに、かつてのソ連のように、危ない魅力を放ってる。中国国内ではどう思われてるかも知れないけど、ボクにとっては、この話の舞台が中国であるということが興味の大きな部分をになっていた。何しろ、文化大革命から始まるんだよ。こんなSF小説ありますか。

 

しかも、内容がもう素晴らしい。50年代の人工衛星から、60年代の宇宙人との交信、そこから現代のナノテクノロジーやネットゲームまでを縦横に結びつけるそのスケールの大きさ。それでいて(まだ半分しか読んでないけど)テーマは人間とは何か?知恵とは何か?という実に普遍的なものを扱ってる、クラシックかつ新しい。なんかもう圧倒される他ないという濁流のようなストーリー。

 

読んでると、なんか小松左京の大作を読んでいる気持ちになってしまった。これだけ大きな規模でSFを描けること自体、今の中国がそれだけの力を持ってるということの裏返しな気がする。科学技術の進化が傲慢である時にSFは元気になる。羨ましいよ。最後までまだ読んでないけど、結末が楽しみだ。

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4/19:あつ森ってソシャゲと何が違うんや

伊集院光のゲーム実況、面白かった。

いつまでもゲーム一杯やれていいなぁ。

 

ボクは昔ほどゲームを長くやる集中力がない。

ゲームだけじゃなくって、マンガにせよ、映画にせよ、すぐ飽きる。

 

すっかり色んなものが薄くなった。希薄な人生。

 

今、一番密度が作れるのはマンガを描くことだけ。仕事でやってるから。だから昔はマンガをサボってゲームやっていたけど、今は遊ぶ時間削ってマンガを描いてる感じ。ツイッターもネット見る時間もどんどん減ってる。こうして年寄りがワーカホリックになっていくのだった。

 

作画作業は4日目。

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4/16:ぬくぬく生活

住んでるマンションの掲示板を見ていると、マンションのメンテナンスは全く遅延がなく行われてる。

 

ボクらが自粛大変だー誰かと会いたいよーなんて言いながら、好きなぬくぬくと暮らせるのも、それと支えてくれる人達がいるから。ディスポーザーの掃除とかいらないから使うのやめよう!とか、掃除の回数を減らそう!スーパーも半分しか開かないでおこう!みたいな話は出ないね。レジの人達はヒーローだ!なんつってさ。

 

安倍さんの動画が批判されてるの見て、ボクも安倍さんと五十歩百歩って思ったよね。喫茶店に老人がいて危機感がない!とか喫茶店からつぶやいたりする人らもそう。ダブスタ、トリプルスタ。これが人間。感染のリスクがあっても、言い出しにくいから出社とか。極端な話、銃を向けられたら自分が殺されて埋めるための穴だって自分でほっちゃうのが人間。8割おじさんが接触を8割減らせ!って言っても、そうそう簡単じゃない。そういう矛盾を解決する人間のプロとして本来は政治家がいるんだけど。矛盾を抱えたまま何となく納得できる理屈が必要。

 

ボク今、配送をできるだけ減らそうとしてるけど、どうしても必要で通販使ってしまった。

液晶タブレット。保証期間の関係で絶賛バッテリー肥大中のモバイルスタジオを早急に修理に出さないといけない。その代車として新しい液タブを購入。18万。たけー!ボクが愛用していた13インチのCintiqなくなってた。売れなかったのかな。

 

しかし、16インチだけど4Kなんだね。キレイだ。でもこれクローンモードだとメインモニタがWUXGA(1920x1200)だから液タブの解像度を落とさないといけない。もったいないからメインモニタも4kにしたい…。そうすると、机の奥行きが足りないから机も買い換えなきゃいけない…そうすると…(エンドレス)

wakakitamiki * ふとした話題 * 23:59 * - * - * pookmark

4/11:風景が変わる。

例えば今アマプラで、2011年のバラエティを見たとしても、東北の震災の影響を見いだすのは難しい。内さまとか全然わかんない。

 

だけど今の時期のバラエティやテレビを後から見直してみたら「一体何が起こったんだ」って思うだろうね。みんな離れてるし、無観客だし。これは大変なことだと思う。笑点までも無観客。

 

NHKでやっていた疫病の番組で先生が「疫病は風景が変わらないから人々の教訓にならない」って言ってた。でも、現代の疫病は劇的に風景を変えた。これを忘れないで、せめて後の教訓になればいいと思うけど。

 

 

ネームがまだ直し。後半をペンディングにしたまま、先の原稿に入る。不安。

 

それ以前の問題として、出版界がストップしそうな雰囲気がある。ジャンプが合併号にしたけど、他の出版社も時間の問題。校了とか紙でチェックするんだし、出版して対面せざるを得ないでしょ。これをテレワークにしたら週刊ペース間に合わない気が。どこも隔週とかになるんじゃないか?

 

隔週ならまだしも、ストップしたら結構大変だよ。週刊連載をドライブするには少なくとも月100万円ぐらいは必要なんだから。家族がいたら150万とか。止まったら困る。なんかヒタヒタと影が忍び寄ってきてる。

wakakitamiki * ふとした話題 * 04:27 * - * - * pookmark

4/9:人工呼吸器の台数

なんかツイッターではものすごいニッポン頑張れムードと、そこから外れてる人をつるしあげる感じが続いていて見ててしんどい。ボクは震災をきっかけにツイッターに一定の距離を置くようになったけど、この一体感ってヤツが怖い。シンゴジラで見てたときに思った「ボクはヘマしてつるし上げられる方だな」という恐怖心があるから。

 

それに未だにロックダウンとか緊急事態とか、せんでもいいのでは…みたいに思ってるから。三密を避けるってのは賛成だけど。

 

池田信夫がブログで「人工呼吸器は足りている」という話をしていて、ボクも興味があってみてみたけど、2020年2月の時点で人工呼吸器の数は全国で2万台ほどあって、今待機中というか使える状態なのが、1万3000台。

 

日本で今人工呼吸器を付けて治療中のコロナ患者は、100人ほど(99人)。感染者数は4300人。日本は検査あんまりしてないから、ほんとは感染者もっといるんだろうけど、これで人工呼吸器が1万台埋まってしまう重症者になるには、感染者数は43万人という仮定になる。あってるよねこの計算。共同通信の調査じゃあ、東京都は予想のピーク感染数でも人工呼吸器は半分待機してる。

 

これは軽症者の隔離施設の数や、人工呼吸器を扱うための人員は考慮に含まれてない。でも、こんなに感染者が出るって日本でありえるかな?今世界一の感染者が出ているアメリカでも40万人。ウィルスはみんながうつらないことには終わらない病気だから、緊急事態宣言するほどだったのかどうか、よくわかんないね。経済支援に使うお金を医療従事者への手当と軽症者施設に使った方がよかったのかも知れない。

 

だから、政治家的にはこのままで大丈夫なのに…本音では思ってたのかも知れない。ただまあ、ボクは部屋から出てないからこんなノホホンとした非専門家的かつ傍観者的な想像ができるけど、通勤してる人は心理的ストレスがすごいから何かしらの施策を打たない訳にいかないよね。今は検査受けようにもセンターへの電話がパンクして繋がらないそうな。買い占めと一緒で、モノがあっても人がパニックになって殺到することでリソースが食いつぶされる。心にも感染しちゃう。むしろ、コロナウィルスは心理戦を挑んできてるのが狡猾。これが人類には一番きくとわかってるのかな。安倍さんが「緊急事態宣言しなくても大丈夫、今のまま気を付けて暮らして下さい!」ってカリスマ発揮して言ってたらまた違ってたのかも知れない。

 

ネームのおともは、パーラー江古田の金柑のブリオッシュ。パーラー江古田で極めて珍しい柔らかいパン。ボクも心は風邪引きやすいんだよね…こんな雰囲気で1ヶ月も続くなんてキツい。

wakakitamiki * ふとした話題 * 04:37 * - * - * pookmark

4/5:S君からのフロウ

新しいスタッフさんとまだ一緒の仕事場で集まっていた頃に、みんなで「私が聞かせたいyoutubeプレイリスト」ってのを交換したんだけど、新スタッフのS君がヒップホップで固めたリストを出してきて、「ヒップホップぅ〜?」なんて言ってたんだけど、結果好きになり始めてる。なんかボカロとか歌い手とかアイドルじゃなくって、ヒップホップが一番ビビっときちゃった。舐達麻とかEVISBEATSとか、歌詞とかよりトラックがいいんだよ。友達にはなれそうにないけど。

 

もっとも、一番今聞いてるのは大ベテラン、KICK THE CAN CREW。

これアンバランスのアンサーソング?いつの間にか再結成してたけど、めっちゃいい。とにかくラップが聴き取りやすい。歌詞が寛恕移入しやすい、サビ、あ、フック(!)がいい。ええわ〜。昔はリップとかケツメイシとか聞いてたけど、今はキックとスチャダラパーに戻って来ちゃった。日本のヒップホップはいわゆるビーフとかギャングスタみたいなんじゃなくって、いとうせいこうとか吉幾三みたいな感度高い人のお遊戯から始まってるんだから、やっぱり親しみやすいのがボク的には本道。

 

wakakitamiki * ふとした話題 * 03:16 * - * - * pookmark

4/3:新生物誕生

なんか、モバイルスタジオの液晶がメリメリはがれてきたんですけど…、というより内側から押されてる。なに?なかから何か生まれようとしてるの?孵化なの?

 

調べてみるとどうやらバッテリーが膨張してるのが原因らしい。なにこれ。3年でこんなになられたら困るよ。しかも有償修理っぽい。30万もしたのに冗談じゃない。

wakakitamiki * ふとした話題 * 23:59 * - * - * pookmark

4/2:1日で話を考えること。

ネームで1日中過ごす。

 

スピリッツでのネームは難しい。一発でネームが通ることはまずなくて、毎回バージョンが4とか、5まで行く。昨日も何度も打ち合わせ(電話)で険悪な感じになった。

 

でも、これこそが連載ネームを作ってるって感じ。週刊連載のネームってのは1日2日で描く訳で、特に序盤は描いてる方も試行錯誤の連続。一発で正解がでてる訳がない。直されて当たり前なのだ。世の中には直しを全く受け入れずに、それで成功してる人もいるけど、そういう人はマジの天才だと思う。ユーミンとか、ダメだしされたのは後にも先にも一回しかなくて、それが「赤いスイートピー」みたいな。他は全部一発通しなのか。すごいね。

 

逆にある先生の話は「どうせダメだしされるんだから、最初は敢えて80パーセントぐらいの出来で出す」みたいなこと言っていて、そんな器用なことできんのか?って思っていたけど、最近その言葉の意味がちょっとわかる。

 

でも、これだけネームで叩くと作画の時にはもう迷いがないから作画が早いのがいいね。

 

おやつ。

クリオロの金柑タルト。ボクにとってはケーキは米だから。ケーキ屋はいつまでも営業してて欲しいよ。

wakakitamiki * ふとした話題 * 23:59 * - * - * pookmark

3/30:志村という大地

志村けんが亡くなって、仕事が手に付かないのでブログを書く。

 

こういっちゃなんだけど、ドリフのなかで志村けんは最後まで残ると思っていたよね、グループでは若手だから。

 

今日からしばらくあらゆるメディアで志村けんの話がでるだろうけど、とにかく志村けん、そして加藤茶はボクらが生まれた時からずっとテレビにいて、ボクらに笑いの基本というのものを植え付けた人達。その存在はいわば、面白いとか面白くないとかを越えた、「大地」のようなもの。

 

「ひょうきん族」を初めて見た時に驚いたよね、ドリフと余りにも違うから。楽屋落ちやシュールをそこで初めて覚えた。それはドリフといかに違うことをやるか、そういう若手の革命だった(といっても志村とビートたけしは同世代だけど)。そのひょうきん族も結局「加トちゃんケンちゃん」に再び飲み込まれる。志村けんの原初の笑いが常に基本としてこの世には存在して、だからこそ、そこからどう違うことをやるか…これが80年代90年代のお笑いの大テーマだったような気がする。

 

ボクはある程度の頃からドリフやバカ殿で全く笑ったりすることはなくなり、ダウンタウンの笑いで人生の大半を過ごしてきた。でも、ダウンタウンを面白いと思う気持ちのなかに、ベタからの距離感というものがあった。まず、ドリフありきなんだよ。志村けん、ダッフンダ、あいーんありきなんだ。松本人志も一番とがっている時でも志村けんをリスペクトする人にあげていた。ボクらの心にはずっと志村けんがいるし、ずっとこの先も残り続けると思う。

 

合掌。

wakakitamiki * ふとした話題 * 10:35 * - * - * pookmark
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