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9/18:万引き家族

ようやく、ネームが2つほど次のステップに行きそう。

あと、おそらくチェックのないネームが2つ。全く出口の見えないネームが1つ。

未着手のプロット1つ。これが現状。

 

1つずつなら1ヶ月で終わることも、仮に3つ同時でやると4ヶ月かかる。×3よりかかってしまうんだよね、ボクの場合。確かなことはお金は全然発生していないってことね。

 

打ち合わせから帰って、今まで見る勇気のでなかった「万引き家族」を見る。

それにしても、こないだテレビで見たけど、万引き家族の聖地!とか行って海水浴場が紹介されてたけど、この映画見てよくマネしようと思うねwましてスーパーとか聖地になっちゃったら万引きオッケー!って言われてるみたいじゃん。

 

それにしても、これはすごい映画。すばらしい映画。近年の邦画の年間ランキングとか見て絶望してる人もいるかも知れないけど、是枝監督が日本にいてくれてまだよかったよ。

 

是枝監督のジャーナリズム精神が、全編において存分に発揮されてる。

冒頭、いきなり「父」と「息子」が万引きするシーンから始まるけど、その直後その二人が何をするかというと、コロッケを買うのだ。お金持ってるんだよ、実は!じゃあ、なぜ万引きをするのか(これはちゃんと後で答えがある)????この冒頭のシーンから、ボクらがこの映画のタイトルを見て感じた先入観「きっとお金のない人達が寄り集まって生きてるんだろうなぁ、資本主義社会の犠牲者の話だ!」みたいなものに釘を刺されてしまう。

 

この映画は確かに貧困を描いている。でも、その貧困はお金の問題じゃなくて、家族や社会、それにメディア、さらにはボクらの考え方も全部含めたもの。その視点は深く、この映画を一言で言い表すことはできないし、この映画を「感動!」とか「絆!」なんて言い始めてしまったら、それこそこの映画の池脇千鶴状態になってしまうので、この映画をみて見た人がそれぞれ考えるのがいいと思う。

 

技術的に見てもさすがの一言。絵もいいし、何より会話!是枝監督の会話の切り取り方、自然さはもう名人達人。ほんの少しの会話で人間がボワワと浮かび上がってくる。普段どこ見てるんだろうと思う場所を切り取ってくるね。こういうの見るとボクがネームでしょっちゅうやる「オレは○○、○○学校の高校3年だ」とか言うの恥ずかしくなるね。で、でもマンガは仕方ない部分もあるから…(モゴモゴ)

 

日本という、考えも社会も「均一的」とみんなが思っている…思いこもうとしてる世界で、こういう「描かれないもの」をとりあげる映画を作って芸術的にも興行的にも成功する是枝監督の存在はすごく大きい。ヒット狙いの作品全て悪ではないが、この人なら「女子高生がタイムスリップする映画はもう飽きたわ」と言う権利も実力もある。ごもっともだわ。また早速次も作ってるけど、これからもずっと楽しみだ。

wakakitamiki * 映画 * 23:59 * - * - * pookmark
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