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8/20:天気の子・傷だらけじゃない天使

[注意:天気の子ネタバレあります。あと結構いちゃもん言うのでファンの方は注意してください]

 

 

 

もう打ち合わせでも飲み会の席でもこの話を避けて通れないので、天気の子を見に行きます。

ご当地、TOHOシネマズ新宿で。このポスターいいよね。

 

 

 

 

まー最初に言っておきますが、ボクは新海作品苦手なんですw!だって何考えてるか全然わかんないんだもん、登場人物が。波長が全然あわない。それを前提にしてこの後の話を聞いてもらいたいのです。

 

それにしても、「君の名は」はホントーに興奮しましたね。新海作品苦手なボクが言うんですから、間違いない。すごい傑作!これが新海作品なのか!?と土下座したくなりました。まあ、その時の話は過去のブログで見てもらうとして。

 

で!今回!天気の子!これどうだったか!

 

 

今まで通りの新海作品に戻ってましたね。

 

 

もー、ホントわかんない、出てくる人達の考え方が。ボク、アスペですかね。賛否両論の結末以前の問題で意味わかんなかった。

 

この天気の子、ボクなりに監督がどういうものを作りたかったか考えてみますと、「東京という厳しいコンクリートジャングルのなかで、よるべなき無垢な少年少女が出会い、共感し、疑似家族みたいに寄り集まり自分たちの大切なセカイを守ってる。んがしかし!それを許さない社会!そうして都会のなかで追い詰められた少年少女たちは一つの大きな決断をする」というお話。そしてそれを通じて、新海監督は我が物顔の大人ばかりの社会やネットなどで萎縮した若者や子供たちに、もっとノビノビと自分勝手に生きていいんだ!ということが言いたい。この感想は合っててもらいたいですけど、それには共感できます。

 

特に序盤は「傷だらけの天使」をやりたかったんだと思う。傷天と同じ場所が舞台だしね(代々木会館)。あれも東京で純粋な若者達が現実の絶望にぶちあたるのがメインモチーフで、疑似家族化する回もよくあります。

 

ただね、このひなたんとほだか君の守ってるセカイ。これがなんかよくわからん。ひなちゃん貧乏して水商売寸前まで行ってるのに、ほだかくんが遊びに来た時に結構なごちそう作ってくれる。そこまでの関係だったか?弟なんておぼっちゃまじゃん。金はどうなってる。ほだか君も最初こそ苦労するけど、それなりに都合の良い環境をすぐ手に入れる。回りは結構いい人たち。特に苦労してない。東京に全然迷惑かけられてないぞ。むしろ、「東京の苦労」というテーマパークで遊んでる感すらある。わざわざ歌舞伎町でウロウロして危ない目にあうみたいな。子供だけで住んでて、後で警察がきて本人焦ってたけど、ならば大人とつきあったり他人をコミュニティに入れる事への警戒心がもってあって然るべき。まあ、ほんと天使。「誰も知らない」ほど逼迫してなくてもいいけど、例えば「ET」とか、子供たちが自分たちの世界を守ることにものすごい説得力があった。大人は全然悪いことしてないのに、完全に悪者に見えたもんな。

 

新海作品ってこういうところがある。「言の葉の庭」でも主人公の秋月くん、散々ボクは繊細ですアピールしてる割に、女の子のお弁当に勝手に箸付けたりする。こういう行動はボクの繊細人間行動カタログにはない!このプレイボーイ!人間って矛盾を抱えているものだけど、この場合は矛盾というより分裂って感じ。

 

自戒を込めて言うけど、絵で表現するアニメやマンガは設定が緩かったり分裂したりするとどんどん存在感が希薄になる。実写だと本当の人間が出てるから画面に映ってるだけで最低限の存在感はあるけども。だから、物語通じてアタマでは理解しつつも情が全然わいてこない。なんか、これセカイ系として評価してる線もあるみたいだけど…これをセカイ系というのは違うと思う。セカイ系というのはボクのとらえ方では「現実世界と、自分の自意識のセカイを等価にとらえる」というジャンルだ。ただ、そこに至るためにはものすごい量の心の交流が必要で、それこそ現実を凌駕できるだけの内面表現があることが前提。そのレベルじゃないし、狙ってもいないと思う。そういう意味では、「君の名は」の方が主人公2人の交流がしっかりあって、(当時のブログにも書いたけど)町が全滅するより彼の名前を忘れる方がショックというレベルになっていて、見てる方も共感すらできた。「君の名は」の方がセカイ系にふさわしい。そもそも、セカイ系って言葉、ボクはけなし言葉だと思ってるんだけど…セカイ系って言われて書いてる人嬉しいのかな。

 

あとこっちは意外だったけど、絵がそれほどよくなかった。「君の名は」は突き刺さってくる絵が沢山あったのに、天気の子は前作に匹敵するシーンが一つもなかったよ。これは新海作品のアイデンティティみたいなものだから、ここが弱いと言うのは大問題だと思う。RADの歌は今回も良い瞬間が何度かあったけどね。

 

新海監督ってすごいバイタリティだと思う。本業以外がすごく忙しくなったと思うんだけどこんなに次回作早く作って、ボクはもっと時間がかかるのかと思ってた。でも、この映画、あと半年時間をかけるべきだったように思う。

 

 

それより、エーグルドゥースに行きたくなったよね、白61のバス出てきたから。

伊勢丹マパティスリーのシャンドワゾーにもう一度行って、タルトタタントロピックを食べたとさ。

wakakitamiki * 映画 * 23:56 * - * - * pookmark
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