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5/2:ユダヤ・イン・ブラッククランズマン

ブラッククランズマンを見終わって、ギンザシックスのフィリップコンティチーニのパフェを食う。

ヴェリーヌ・パフェ・アグリューム、5種類の柑橘類のパフェ。酸っぱくて良い感じ。

 

こんなものでも食べないとブラッククランズマンの毒気は中和されない。

 

 

これから平和ボケしたこと言いますよ。

ブラッククランズマンどんな映画かと思ったら、とんだアンチ=マルチカルチャル&ホワイトヘイトムービーだった。

 

この映画を総括すると、白人と黒人の諍いの間でこき使われるユダヤ人のお話だった。クークラックスクランに潜入捜査した黒人警官の話って言うから、「そんなこと可能なのか???」って思ってたら、何のことはない、潜入捜査するのは主人公の黒人じゃなく、同僚のユダヤ人なんだよ。

 

ただ、それでも危険な訳。というのも、KKKはアンチ黒人と同じぐらいアンチユダヤでもあるから。アダムドライバー扮するユダヤ人の警官は著しく生命の危険にさらされながらKKKで人種差別者を演じて捜査してる。で、その間、主人公の黒人が何をしてると思います?かわいい恋人とデートしてるんだよ!こんなのあり?

 

しかも、この恋人との関係のせいで主人公が結構軽率な行動を連発、ユダヤ人の相棒を危険な状態に陥れたりするんだよ。これ許されますか?でも、このユダヤ人が主人公に反論するしたりすることはない。この大して利口でもなさそうな主人公がひたすら無双するお話なんだ。この映画の冒頭で、主人公の黒人は白人の同僚に高圧的な仕打ちを受ける。もちろん良くない。でも、中盤以降は主人公がユダヤ人に同じ事してるのさ。これがもしアダムドライバーの役を日本人がやっていたら、こいつぁ相当にムナクソ悪い映画だったろう。

 

随分知的じゃない構造じゃないですか。グリーンブックのような気配りはここにはない。この映画は100%反トランプ映画で、アメリカファーストとか言ってる連中を木っ端みじんにする。そのためだけに作られたと言っていいんだけども、トランプの政治が蹂躙しているのは今や黒人だけじゃない、ヒスパニックやその他の移民、そして何なら「善良な」白人、そういう人たちが皆同じように不安を感じてるなかで、この映画は黒人の理屈だけに終始して黒人だけで溜まってる。映画のなかで大写しになる「No Place for Hate」 の文字。しかし、この映画には濃厚なヘイトと偏狭な見方しかないように感じた。

 

でもきっと、この感想をスパイク・リーに言ったところで「はぁ?」だろうね。「今はトランプとの戦争が始まってんだぞ!ガタガタ言うんじゃネー!」と。この映画はプラック・エクスプロイテーションのパロディって町山さんが言ってた。クソな白人をかっこいい黒人が一発カマす映画。そういう映画が必要だった時代に、状況は逆行してるんだって伝えたい映画なんだと。それはわかる。でも、スパイクじいさんは戦う武器まで昔のまんまのものを持ってるみたいだ。もしかしたら、さらなる深謀遠慮で、これぐらい偏らないと議論が起こらないとでも思っているんだろうか。エンドゲーム方式。

 

このシーン辺りまでは、ホントわくわくしたけどね。黒人を美しく撮ることに関しては成功してます。

wakakitamiki * お菓子 * 13:27 * - * - * pookmark
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