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4/12:竜之介先生、走る!

告知です。

 

アルバトロスの頃に手伝ってもらっていた高倉さんがイラストを描いている本が出ました。

「竜之介先生、走る!」竜之介先生は熊本の獣医さん。その竜之介先生が、熊本の地震の時に被災した動物の治療に奔走した毎日を綴ったノンフィクション。人と同じようにペットの動物も地震で被災したりケガしたりしちゃった訳ですが、こういう非常時だとやっぱり人間が優先になっちゃってペットがいると避難所に入れない、ということになってしまいます。そういう時に動物病院で何が行われたか。面白い話だったですよ。原作の片野さんがサンデーで「犬部!」の原作者をやっていたので、挿絵も犬部の高倉さん、ということになりました。エラいブランクあいてるなぁ。でも動物の絵はほんと巧い。もっと描いて下さい。

 

 

…で、今日のボクは原稿も終わって一休み…と言う訳にも行かず、ネーム作業。

なんだけど身が入らずまだ映画へ。

 

「バイス」

 

このブログで何日か前に書いた「マネーショート」のスタッフが作った、チェイニー副大統領の"悪行"とイラク戦争の内情を描いた映画。マネーショートはホントに痛快なお話で何度でも見られるけど、チェイニーとイラク戦争は黒すぎて、エンタメにしきれなかった印象。結果、お金のかかったクソマジなドキュメンタリー映画。コメディにしようしようという仕掛けは一杯見られたんだけど、ちょっと不完全燃焼。ただ、俳優さんたちの「ものまね」は最高に力が入っていて、アメリカの人は絵面で大笑いしてるのかも知れない。サムロックウェルのブッシュはどんな深刻な場面でもフレームインするだけで笑っちゃう。

 

それにしても、チェイニーという人は無口で正体のわからない人として冒頭に現れて、最後の最後まで結局よくわからない人だった。政界ではすさまじいほどに権力にとりつかれた行動をとるんだけど、娘のために大統領選に出なかったり、政界を引退してずっと隠遁してたりする。家庭人なのだ。それがどうしてこんなに権力に固執するのか、動機のようなものがさっぱり見えない。そもそも最初から奥さんにずっとけしかけられてたボンクラだし、映画のなかではね。ただただ「忠実」な人なんだ。国に忠実、上司に忠実、妻にも娘にも忠実。最高に国に忠実である人間はどういう行動をとるか。そういう意味では、タイトルの「VICE(悪)とはVICE(副)である」というのはうがってるかも知れない。チェイニーが担当編集になった作家さんを見てみたいなぁ。

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