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11/29:衝動/知性

キングクリムゾンが来日公演中。

 

今のキングクリムゾン本当によくって、前回(2015)の来日を終わってから来てたことに気づいたボク(アンテナ低!)、その後出たライブのブルーレイ見て「なにこれ!行けばよかった!」(ほんまアホ)と大後悔してた。

 

そしたら、また来てくれたよ!さんきゅー!

Bunkamuraオーチャードホール!前回より1人増えて8人編成になったクリムゾン。クリムゾンのライブに行くのは前の前の前の前の来日、ヌーヴォーメタル時代(1995年)以来。その時はダブルトリオのあまりの音圧に圧倒されて、正直よくわからんかった。今回はどうか。

 

ライブ後…ボクは12月のクリムゾンの公演の空き席のチケットを買ってしまった。すごいよ、この人たち。どういう脳みそしてたら、こんなライブできるの。爆音・轟音・変拍子…この人たち60や70才できれいな服着て、とんでもない危険人物。正しい意味で、まさに変態紳士

 

このすごさを言葉で表現することはすごく難しいが、言うならば、

 

ロックという音楽をマッドサイエンティストに手渡して50年研究させたら、こんな音ができたよ。

 

という感じ。ロックミュージックは「白人による黒人音楽の剽窃」によって始まったんだけど、そういうロックの持つ批評性というか解釈の部分を極限まで肥大化させた恐竜がキングクリムゾンというバンドだ。そもそも、モテるためのダンスミュージックだったロックンロールが、ロバートフリップのラボに入れられ、グツグツに煮て煮まくって、全く踊れず、モテず、ただ原始の衝動とカオスにまみれた何かに変わった。かつてクリムゾンの人気の大きな要素だった叙情みたいなものはヘヴィネスに押しつぶされた。トリプルドラムの前にはケイデンスアンドカスケイドも爆音に。これがロックの大吟醸だべ。

 

それにしても、他のプログレバンドたちはみんな年老いてしまったというに、ご本尊のキングクリムゾンの元気さはどうだ。この日はみんながいつやるかやるかと思っていた秘蔵曲「Fracture」を日本で遂にやった。この曲のギターのフレーズが流れた瞬間、会場が色めき立ったのがわかったwクリムゾンで一番演奏が大変と言われてる曲をこの年でやる。しかもそんな難曲ばかりなのにレパートリーを毎日変える。ほんとに変態だ。

 

仁王立ちのトニーレヴィンのかっこいいこと。こんなかっこいいポーズでベースひくジジイおるか。

もう一回いくど〜。

 

帰ってドミニクアンセルベーカリーのメロンパン食べる。

wakakitamiki * 音楽 * 23:59 * - * - * pookmark
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