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3/18:空気を読むこと、時代感を読むこと。

茂木さんの「お笑い芸人は空気ばっかり読んでいてオワコン」みたいなアレ。

 

もー今更の話だけど、最近「ザ・ベストテン」のDVDとかで映像をよく見ていて、それで思い出したことがある。

 

若い頃のビートたけしがベストテンに来た時、も〜たけしがめちゃくちゃギリギリのことを言うのよ。アイドル達の予定調和的なよい子感を台無しにするような下世話なこと。おすピーがゲストでてきた時も好き放題言ってて、黒柳さんの回収能力がなかったら放送事故だよ。見ててハラハラしちゃったよ。

 

確かに、昔の芸人は「空気を読まない」ことが性分というのがあった。ギリギリのところをどれだけ暴いていくか。それは危険でもあるけど、見てる側から見るとよりピュアで、気持ちに正直で、それが魅力だった。それが今は、芸人で一番必要な能力は「空気を読む力」になってる感じがする。最近芸人が色んなところで重宝されているけど、その一番の原因は「空気が読めること」だと思う。ここは茂木さんの言うこともわかる。そういう予定調和を壊す点では、ワイドナショーの古市の方がよっぽど面白いもんね。爆笑問題太田と松本人志ぐらいじゃないかね、テレビで空気を「敢えて」読まない芸人って。

 

芸人なんてのは本来は人と違うことを考えているような人間ばかりで、なおかつ空気も読めないといけないって大変だなぁと思う。ただ、今、昔の「ひょうきん族」見てみると、危険すぎて笑えないネタが結構ある。世の中のコンプライアンスに見てる方も支配されてる部分もあって。何だか変だなと思うけど、昔の芸人やミュージシャンのやってることは、若者的には「嘘と建前ばかりの世の中を破壊し本音を見せてくれる人」でもあったんだけど、ネットでみんなが本音を出せるようになると表現者が本音を言いにくくなるという。

 

でも、お笑いは、そんななかでも進化している。M-1なんか、最初の頃衝撃的だったネタでも、今見ると最近の奴の方が面白いもんね。ちゃんとお笑いは進化してる。というか、時代感に寄り添わないと大衆芸能は成り立たないので、変化せざるをえない。

 

アメリカのコメディアンが政権批判してるのは確かにかっこいいと思う部分もあるけど、じゃあ一方で、トランプ政権に賛成のコメディアンもゼロではないだろうけど、あの雰囲気のなかで「トランプ万歳」のノリだせるかなぁ。そういう意味では向こうでもやっぱり空気はあるって思うんで。

 

笑いの形は一つじゃない。そういう意味で、茂木さんにしては「知的じゃない」煽り芸だったなぁと思う。もっとも、個人的にはいわゆる「家電芸人」みたいなのは芸人の見たくない部分というか。社長さんへのヨイショ芸みたいなのはね、気持ち悪いね。

 

何だかとりとめのない話になっちゃったけど…。マンガも大衆芸能だと思うんで、これは他人事に思えない部分もありますな。

wakakitamiki * ふとした話題 * 23:59 * - * - * pookmark
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