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2/16:ねじの人々第3巻(完結)発売です。

告知です。

 

2月17日、「ねじの人々」第3巻が発売になります。

目にハイライトを入れて、かわいくなったねじ君。

 

「ねじの人々」は個人的に忘れえぬ連載になりました。今回は帯を僕が自分で書いてまして(経済的!)、そこでも書いていますが、結論、すごくわかりやすくわかりにくい話になりました。こんなに論理的かつ難解な漫画はなかなかないと思います。

 

哲学は結局、人間そのものを追い求めていくもの。そして、人間を追い求めていくと、その先には、ぐちゃぐちゃでドロドロでよくわからないものが広がる世界です。人間は、個人でも集団でも、不定形な存在だと言えるでしょう。だからこそ、人間は単純な答えを求めてしまうもの。そしてなかには、「答えがわかった!」とのたまう人もいます。しかし、哲学はいつからか「答え」の向こう側まで突き抜けてしまったような気がします。そうなるともう答えはなく、「ここまでわかった」という境界線だけが広がる世界です。

 

知性とは「迷う」こと

 

これが、カントの純粋理性批判を読み、僕がこの物語のラストにしようと最初思っていた結論です。沢山の選択肢を持ち、無数の「答え」を模索し、迷いに迷いながら、"選択"する。これが答えを出すということなんだ、と。そして、その時にどれぐらいの選択肢を出すことができるのか、それが知性であり、哲学を行う意味だと思います。

 

僕がそういうニュアンスを全部理解できたとは到底思えません。正直、哲学書も解説書も色々読みましたが、心底理解できたものも、納得できたものも、説得されたものもなかったです。まあ、僕の理解力がないだけ、だという可能性も大きいです。ただ、自分のなかで「わからん!でも、ここまでは理解できた」みたいなことは、わかりやすく描こうと努力しました。

 

ねじ君やヒトデちゃん、万子ちゃん、高橋、ルネ。みんな大好きになりました。でも、もう会うことはないでしょう…この続きはそうそう簡単には描けないです。でも、ここで考えたことは、これからの僕の考え方や描くお話に大きな影響を与えると思います。皆さんもよかったら、ねじを回してみてください。どこにも行きつきませんけども。

 

書店特典があります。

とらのあな、ゲーマーズ、アニメイトでペーパーが付いていますよ。

http://urasunday.com/neji/comic/26069.html

↑裏サンデーのPRページです。

wakakitamiki * ねじの人々 * 18:45 * - * - * pookmark
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