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1/29:NOT was BUT is

天王洲アイルでやってるボウイの回顧展、「DAVID BOWIE is」にようやく行けた。

 

これはそもそもは2013年にイギリスのヴィクトリアン&アルバート美術館で開催された展覧会で、すんごく行きたいと思っていた。しかし、これを見るためだけにイギリスに行くこともできず、しょうがないからV&Aのオンラインショップで図録やポストカードを買ってお茶を濁していた。

 

まさかそれが4年の時を経て日本で開催となったのだ。その間にボウイ本人が死んでしまい、展覧会の意味合いもかなり変わってしまったけども…。今回は、そのオンラインショップのアイテムを共同購入したボクの唯一のボウイ仲間と一緒に訪問。

 

 

チケットは日時時間指定。最初のブロックの10時半に入って、会場を出たのが14時半…。ツイッターで滞在予想時間は「1時間半ぐらい」って、行った人が書いてたけど、全部見るのに3時間でも足りないぐらいだったぞ。

 

V&Aは工業デザインがメインの美術館であるので、今回の「IS」はボウイのステージ衣装の変遷をメインにして、アーティストとしての全貌にも迫ろうというコンセプトだった。その展示方法も実にSOUND&VISIONそして時代がわかるような4時限的な展示で楽しかった。何より、現物の数が圧倒的で、ボウイの赤ちゃんの頃の写真から、ラビリンスの魔法ジャレスの持っていた杖とガラス玉、果ては、ボウイの使っていたコカイン用のスプーンまで。衣装も、ほんとに全部本人着用なの?というぐらいの数の衣装がズラリ。エレファントマンの腰巻きを見て思わず、股間に染みでも付いてないか探してみたけど…もちろん綺麗なものだった。

 

それにしても全盛期ボウイのぶっとび具合よ。

 

 

↑こんなものが突然テレビで映ったら、誰でも二度見するわ。説明文に印象的な文句があって、曰く、ボウイとは「架空のアイデンティティを追求するグラマラスな先駆者」だそうだ。ボウイはパクリの名手で、自分がいいと思うものを山のように取り込み、ぐちゃぐちゃの異形なものを作り上げて身にまとう。でも、そういうまがいものが、本物以上に輝くということもわかっていた。スターになる前から「人間に祭り上げられた宇宙人ミュージシャン」というペルソナでレコードを作ったボウイは、虚像というものを追求したアーティストだった。もちろん、グラムロック、ブリティッシュインベンション、ヴィジュアル系、全ての先駆者でもある。

 

客も沢山来てた。日曜日に少なかったら大問題だけど、年寄りが多いと思ったら老若男女という感じでね。まだまだボウイは「IS」だった。一緒に行った友達と話をしてたんだけど、アルバム「★」が出て本当によかったな、と。「The Next Day」が最後のアルバムだったら、ボウイのキャリアってそれで総括されてた。あのアルバムはそういう総決算感があった。それが「★」でファンを思いっきりのけぞらして、それで逝ってしまった。あのアルバムのせいで、今でもボウイが生きていたらどうなっていたのか、って考えてしまう。思うつぼなのかも知れない。ボウイは自分の死すらデザインした。

 

トニーヴィスコンティがこの展覧会のために作ったボウイソングのコラージュBGMもすごいよくて、これだけずっと聞きたいぐらいだった。あと、説明文が色味といい字の大きさといい、読みにくくてね〜、これで滞在時間が1.2倍ぐらいにはなってる。これなんとかしてほしい。

 

後、商品攻勢もすごいw めっちゃグッズかっちゃったよ…。

wakakitamiki * 音楽 * 20:57 * - * - * pookmark
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