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12/22:フォースは覚醒したか(具体的ネタバレなし)

行ってきました。スターウォーズ。

絶対ネタバレを避けるべく、最初の週に突撃することは決まっていた。1ヶ月前の指定席前売りを買って万全の準備(万全じゃなかったのは終わってるはずの原稿が終わってなかったことぐらい)

私は最初のスターウォーズが、SW初テレビ放送だった「松崎しげるハンソロ」verで。それを100回ぐらい見たので、村井ハンソロの方が違和感があるぐらいなんだけど、まあ、特別なファンという訳ではない。70年代生まれの子供ならEP4を何十回も見てるからね。それでも、こんなに楽しみだった映画は久しぶりだ。

特にアメリカではほとんど国民的行事と化してるスターウォーズ再起動。多少出来に不安を感じないでもなかったが、「ファントムメナス」という超特大地雷のおかげで「あれよりひどいものはないだろう」という余裕をボクはかましていた。「弟子」の松江名先生の名言で「スターウォーズ好きは最初のタイトルさえ見られたらほとんど満足する」というものがあるんだけど、ほんと、その通り。あれさえあれば、もう80点以上よ。残念と言えば、ディズニー配給になったんで、最初の20世紀フォックスのファンファーレがないのが残念ってだけ。

そして、果たしてどんなものだったか。

うちの仕事場のスタッフ全員で見に行ったんだけど、スタッフのやんだ君に終わった後「やんだ君、この映画10点満点で何点だった?」って聞いたら「9点」って言ってた。

ボクの感想もそれに匹敵する点数だったと思う。スゴクよくできた幕の内弁当だった。スターウォーズはとにかく長く複雑なシリーズで、しかも途中で大きな主人公変更があった(ルーク→アナキン)、いつどこで何から見たかで大きく印象の変わる話なんだよね。そのファンの全階層を全てもらさずサービスするぞ!そういう出来だった。この尺にこれだけの内容をよく盛り込めたなぁ、というぐらいコンテンツ満載。ボクが作ったら10時間ぐらいになるよ、これ。全部のおかずがちょっとずつ入ってる。一つ一つは確かに小さいけど、全体でみたら、その贅沢さ、満足感はなかなかのものだ。

巷のレビューを見ているとほんと色々賛否両論だけど、スターウォーズのように誰もが議論に参加したい作品で、全員が賛否両論できるということがまあ、素晴らしいと思う。この尺だから、そりゃストーリーは精密さにはかけるが、じゃあ、○○がその代わりにいなくなっていいのか、というとそういう訳もないし。ストーリーが旧作の要素パッチワークでEP4が持ってた革新性がないってのも。それもごもっともだけど、これだけ大きな数のファンのいる、しかも落ち目でもなんでもないシリーズで、革新的なことをやるとエヴァQみたいな評価になると思うんだよね。

ボクの感想は、新シリーズへの期待が膨らんだ良いスタートだったと思う。新しいキャストがいいんだよね。レイ・フィン・カイロレン・BB8。ほんといい!レイは最初女の子主役かよーって思ってたけど、終わった時には夢中。だから、旧作の連中がでばりすぎとすら思った。だから、この映画はこれからは新キャストが中心になって、次作が本当の新作になると思う。そうなりそうなサインもあったし。早く次が見たい。その前に早くもう1回みたい、吹き替え版で。松崎しげるハンソロで。
wakakitamiki * - * 14:17 * - * - * pookmark
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