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7/16:単行本告知+なの菓子第9-12話「理論派女子と65℃の紅茶」

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いよいよ、明日。「なのは洋菓子店のいい仕事」の1巻が発売されます。

http://websunday.net/ssc/



スマッシュヒットになってくれた神のみぞ知るセカイの後で、今回の連載はおそらく生涯で初めてであろう、「自由にお話を描ける状況」になりました。こういうのって逆にすごいプレッシャーなんですが、そこでボクが選んだ作品は「ホームドラマ」です。

神のみではプロットと設定、そして桂馬が頂点にあり、その下にキャラクターがありました。今回はキャラクターと「場」が頂点にある形式です。しかも「場」が一軒家パティスリーというフックが弱い場所。ゾンビが襲ってきたりしません。この形式はボクの素の漫力が試される場所だと思われ、結構チャレンジです。でも、神のみと同じような話描いてもしょうがない!ただ、ホームドラマというのはキャラクターへの愛情で出来が決まると言ってもいいと思いますが、そこに関しては自信があります。なにしろ、因縁は山ほどある家族ですので(ニヒル)。読めば読むほど離れられない沼を掘っている最中です。1巻はひとまずジャブ。


そして、同時発売は、「神のみぞ知るセカイ on the train + パイロットフィルムズ」です。

神のみ近鉄のコラボ時にクラブサンデーで連載していたオンザトレイン、コミケ用の冊子になったりしていましたが、この度、桂馬、エルシィ、ハクア、京、梨枝子ばあちゃん、灯、香織さんを追加して、決定版として、単行本化されます。ただ、これだけじゃあまだページが余ってるので、併せてボクが描いた読み切りが3本掲載されています。「恋して神様」「緋石の怪盗アルバトロス」「洋菓子店ギャラクシー」の3本です。この3本が何かと言いいますと、総て連載を意識して描いて、連載に無事繫がってる話なんですな。この3本を使って、ぼくがいかにして漫画を組み立てていってるか、というお話が幕間にインタビューとして入っています。これからサンデーに持ち込みたい人がいれば、読むと多少役に立ってくれると思いますよ。

ボクが昔ブログでやろうとして中断()してる「セカンドデビュー」という、賞をとってから連載をとるまでが実は大変なの、という暗黒企画がありましたが、これはまだ諦めておりませんで、今回のパイロットフィルムズはその体験版というところです。幕間のコメント部分をほんとはこの10倍ぐらいの長さにしたかったけど、ページ数が全然なかったし、インタビューだし、なんですけども。まあ、読んでみてください。


という2冊が明日発売されます。
皆さん、是非是非買ってください!特になの菓子1巻はボクのサンデーでの未来を決めてしまうところもあるのでねw、かなりドキドキしていますよ。


●特典情報

お店によっては特典付きがあります。

一部ウェブサンデーにも載っていますが↓
http://websunday.net/news/15071505.html

アニメイトではサンデー応援フェアなるものが↓
http://www.animate.co.jp/fair/fair_20150816sunday/


まとめると、

・アニメイト クリアしおり
・とらのあな (なの菓子神のみ両方買った人に)ペーパー
・ゲーマーズ (なの菓子神のみ両方買った人に)ペーパー


それと、もう一つ、カラーのペーパーがあります。それは、

・日販帳合書店

となっています。この日販帳合書店ってのが説明が難しいのですが、以前だとSSSのような感じなんですが、どこの書店にいけばもらえるかどうかは17日の11時から

http://hon-hikidashi.jp/enjoy/2924/

↑このURLで告知されるそうです。なぜか直前情報なのです。ここはカラーのペーパーなので、是非明日になったら確認してもらいたいです。

以上です!




と言う訳で、前回のなの菓子のお話です(枕なが!)。



名前 言葉・S・サリンジャー
年齢 16歳
誕生日 12月28日 
血液型 AB型
身長体重 157cm・49kg
スリーサイズ 88-56-86


ずっと同じ表情だから描くのが意外と楽なことのはさん。

今回のお話は初めてのレギュラーキャラが登場ということで、4話という長いお話になりました。

言葉と書いてことのはちゃん、この娘は正直、ボクの会心の嫁キャラですよ。やったぜ!桂馬が生まれた時に「これ、女子でもできるじゃん」というのはずっと思っていたのですが、言葉さんは心根は桂馬に通じるものがあるのですが、その結果はまるで違うという、すっとこ娘。言葉は見た目だけは決まっていて、なかなか中身がどういう子かわからなかったのですが、NHKでやってた白熱教室シリーズの物理学の回(ニューヨークの回)がすごく面白くて、それに加えて、全く意味のわからなかったNHK「神の数式」シリーズ。この感想を混ぜ混ぜして、ポコンと女子が生まれてきました。お気に入り過ぎてなんだか4話も続いちゃったけど、それどころか、この先も結構ずっと出てきます。

しかも、言葉は巻き込みキャラとしてやってきたのに、巻き込まれキャラでもあるという、ユーティリティな立場なのも大きくて、洋菓子店に外からの目線が導入されたので、これは後から効いてくるはずですが、さてさて、なのは洋菓子店はどうなるのでしょう。まあ、変わりはしないでしょうが。


今回のお菓子:ダージリンファーストフラッシュ



仕事場でも色々なダージリンを試して作ってみたですが、繊細な紅茶に80度のお湯をかけるような拷問の結果はとても予想できるものじゃない。

紅茶、お菓子じゃねえじゃん!というそしりは当然ですが、だって、お菓子の話作れなかったもので…。でも、最近のコーヒーブームは、ベイクショップブームと同時に発生してる訳で、お菓子と飲み物は切っても切れない関係なのです。という言い訳。

それにしても水出しの紅茶ってのは本当にインパクトあって、ボクはルピシアで初めてフレーバーティーの水出しアイスティーを試飲して、その透明感にビックリしたものです。ファーストフラッシュはお湯で出すと結構思い通りに行かないというか、これは昔ブログでも書きましたけど、かつてミラヴィルインパクトで飲んだダージリン新茶がすごく美味しくて、家で同じモノを作ろうと試してみたけど結局うまくいかないんですよ。あのおしっこ色が出なくて。でも、水出しなら簡単なんですよねぇ。

ファーストフラッシュというのは、日本語で言うと春摘み。セカンドフラッシュが夏摘み、オータムナルが秋摘み。同じ茶葉が摘む時期で名前が変わるのは、インド紅茶のなかでも涼しいところ(ダージリン・アッサム)だけで、南に行くと一年中茶葉がとれるので、旬という言い方しかありません。でも、つむ時期で名前を変えると、旬じゃないのに何だか旬が何回もある感じがしていいですね。番茶も言い方です。

どなたかの取材の話で、フランス菓子とイタリア菓子を比べて、なぜフランス菓子の方が活況が長く続いているのかというと、イタリア人は「体系」作りをしないから、というお話がありました。上や下や、横の広がりを言葉にしてしまう。そう意味で言うと、紅茶はワインほどじゃないけど、農園の違い、茶葉のつむポイント(子供はみんなオレンジペコはオレンジの味がすると思ってる)、つむ時期、全部言語になってるって言うのが「文化」感がしていいですね。コーヒーも最近そうしようとしてますけども。

申し訳程度に最後に出てきたお菓子、アプリコットのタルトフィン。タルトフィンという名前は京都のバン屋のルプチメックの「リンゴのタルトフィン」を浮かべながら描きました。薄いタルトって美味しいね。
wakakitamiki * なのは洋菓子店のいい仕事 * 02:50 * - * - * pookmark
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