<< 4/1:血 | main | 4/3:傘忘れたー >>

4/2::スピンオフ「マジカル☆スター かのん100%」第3回(最終回)

 
メッセージペーパーの下書き。
後3枚。

という訳で、かのん100%のミニ連載が終わりました。最後はなんかまたもやミンメイみたいな宇宙を救うようなかのんちゃんが歌うシーンで終わり、という話でした。ラスボスはトランプのキングでしたが、このボス最初は全然違うデザインだったのです。しかし、そのデザインが「倫理的にバツ」という判断が下りましてw ボクがこういうアイデアで面白さでなく道義的にボツになるのは珍しいのですが、ともかくこのボスはセカンドバージョンです。が、口調はファーストバージョンのままなので、最初はどういうデザインだったのか想像してもらえるといいかと思います。



単行本にまだ1話残ってるとは言え、一応、かのん100%の連載は終わったので総括をば。


そもそもこの話は、渡辺明夫さんとボクの酒の席での話で始まりました。その時は、最近の魔女っ子ものって集団が多くて、少年漫画だよね。昔のピン魔女っ子の時代懐かしいよね。なんて話をしていまして。ちなみに、渡辺さんが好きな魔法少女って例で話していたのが、マジカルエミの話だったんですけども。という訳で、かのんの魔法少女ものも一人の魔法少女もので行こうと言うことになりました。


そこで渡辺さんはデザインを、ボクはアニメのラフプロットと、マンガの連載の方を担当したのですが、前もって色々な魔女っ子もののアニメをみました。特にピンものを。

それで、改めて思ったのが、「少女のどん欲さ」w 魔法少女ものには少女の夢をかなえたい気持ちが詰まっています。それは少年漫画のような”足りない部分を魔法で補おう”みたいな発想ではなく、既に良い家に住み、優しいパパママに囲まれ、なんならおしゃれな職業について、かっこいい男も周りにいて、100%勝ち組の少女が、その上さらに魔法を使える!大富豪で絵札が手持ちに山ほぼあるのに、さらにジョーカーを年貢で取り立てるかのような構図。これが、魔法少女の「本来」の姿。これがセラムン以降の集団魔法少女ものが主流になるにつけ、主人公がドンくさくなって、勝ち組要素が他のメンバーに分散してしまった結果、ドリーミーな感じは結構減退して友情とか集団でのがんばりやキラキラ感にシフトするんだけども・・・まあ、ピンの魔法少女もののどん欲さを見ていると、集団の魔法少女ものが相当に偽善的に見えてしまうんですが(大して見てないのに大いに断言)


でまあ、そういう意味で非常に秀逸だなと思ったのが「カードキャプターさくら」で、このさくらちゃんの設定というのは、先に描いた通りの相当な勝ち組ロマンチック設定なんですが、さくらちゃんが非常にかわいく控えめな立ち位置に置かれている。これだと戦いとかどーすんのさという感じですが、そこに知世ちゃんというさくらちゃんの超ドS親友がそばに置かれている。この子がさくらちゃんに密着マークして無理矢理戦う状態を作ってしまうおかげで、さくらちゃんは「ほぇぇ〜!」と言いながら戦わないといけない。この関係性のおかげで、どん欲なのに控えめ、しかも戦いはスピーディという、男にも女にもアピールするこのミラクルな構造。CLAMP先生は天才。


翻って、かのん100%ではこの構造を参考にさせてもらって、かのんが戦う理由というものを、「アイドルだから」ということにしました。かのん自体はどん欲な人じゃないんだけど、アイドルという職業が彼女を戦わないといけない状態にする。こういう構造を仮定して話を作りました。まあ、ページが少なかったので、十分に描けなかったかも知れませんが、かのん100%というのは、かのんがアイドルというものをどういう風に考えているかというストーリーでもあります。


ただ残念なことにかのんは既に精神的には安定してるのが問題で。上のようなストーリーを作るんだったら、かのんが最初は歌手として未完成な方がいいのですが・・・神のみで既にかのんは救われている訳で、かのんの成長物語にはできなかった。そこで、こずえちゃんをかのんの物語を補完できるキャラクターとして登場させました。こずえちゃんの存在がかのんをアイドルにさせるのです。

かのん100%の単行本の書き下ろしのエピソードも、是非お読みください。
次回からは神のみ本編が再び始まります。

wakakitamiki * 神のみぞ知るセカイ * 23:16 * - * - * pookmark
このページの先頭へ