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7/12:FLAG149「私について。」

また今日もカラー制作中〜。これは手間が多い・・・。



今回の神のみは149話でした。栞再攻略編のとりあえずの最終回でありました。今回はご覧になった方はわかると思いますが、前半は文章しかありません。自分でも原稿状態でみてはいたのですが、改めて誌面で見ると、余りの白さにちょっとびびりました。


栞の再攻略はずっと物語作りがテーマになっていたこともあって、担当氏からも「最後は実際に話を書いてもらうしかない」というオーダーが出ていました。つまり、小説を書け、ということです。しかし、小説を書くのはできても、思いっきりストレートに書いてしまうと多分読者には読むのがしんどい。僕も本職でもないし。かと言って、絵物語にすると、マンガ+文章になって小説にならない。つまり、マンガの形式を守りながら、文章そのものがメインである、というものを作る。というコンセプトを立てて取り組みました。これは僕の創造力には荷が重い課題で、苦労しました。僕以外の人がやったらもっと色々できるのかな・・・と思うと、この回こそアニメで見たい気がしました。


 


それで栞が書いた内容については、僕の物語観がかなり発揮されていて、大事なのは、ストーリーラインや技巧ではなく、「どういう人間(もしくは作者)が、何を証明したいのか」じゃないのか・・・ということが実践されています。栞の小説にはまったくストーリーはありません。ただ、栞は自分が何者かを話しているだけ。でも、何者か散々話をして、最後に一言付け足す。これだけでストーリーがあると思うんです。栞の最初の攻略を見ていた人には更に大きなドラマがあると思います。


スペースカシラギ編wを含めて、栞の作ってきた小説の内容の変遷は、僕の体験そのものですな。


僕も「自分の好きなことを書くのが一番」とか「自分がまず楽しめないと読者も楽しめない」とか、アタマでは昔からわかっていました。が、じゃあ自分の好きなことがどういうものなのか?どういう形で発現するものなのか?・・・・さっぱりわかってなかった。書こうとすると、そこにはもう何かしらの自意識が存在し、「これでいいのかな」とか「自分の考えていることなんて大したことない」というループ状態になってしまう。そのループの根本は、成功体験がないがゆえの、自分への不信。それは前の連載でもずっとついて回りました。でも、神のみでは、もうパイロット読み切りの時点から、そういう悩みから抜け出していた気がするんですよ。まあ、この先またハマるかも知れないけれども。その抜け出した体験が栞の再攻略編のモチーフです。個人的すぎて、伝わってないかも知れませんが。



今回は意欲的すぎて、連載が長く続くか、もう終わるかじゃないと、なかなかできない回でしたが、反響は大きくてとても嬉しかったです。ありがとうございました。

wakakitamiki * 神のみぞ知るセカイ * 21:00 * - * - * pookmark
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