<< 3/6:中川かのん「Birth」全曲レビュー・その3 | main | 3/8:中川かのん「Birth」全曲レビュー・その5 >>

3/7:中川かのん「Birth」全曲レビュー・その4

4・ALL 4 YOU


かのん編の挿入歌で、かのんちゃんのソロデビュー曲として作られた曲。制作順としても、これが1番最初に作られたソロ曲。



作中でも「ALL4YOU」と「ハッピークレセント」は登場してくるけど、アニメにおいては"「ALL4YOU」はストレートなアイドルソング!それがヒットしたのでさらに力を入れて勝負してきた曲が「ハッピークレセント」・・・"という設定をまず作っておいて、まず「ALL 4 YOU」は「裸足の季節」みたいな夏の香り漂う、ドが付くほどの80sアイドル曲になりました。僕的にはここでラテンのリズムをかましてくれたら更に80s最高だったけど、さすがにそこまではしないか。ここで作詞のzoppさんも初登場されたんですが、歌詞を見て二人称が「あなた」じゃなく「君」だったことに、「時代は変わったな・・・」と変なしみじみ感を感じてしまった訳ですが・・・ま、それはいいとして。



この曲ができた時は、まだかのん役のキャストも決まってなかった・・・・。



とにかく、かのん役のキャストは条件が厳しかったなぁ・・・。アイドルからスターになるストーリー、ということはアイドル路線の曲もアーティストっぽい曲も歌えて、しかも当然演技もできる。さらに、ライブの可能性があるのでCDから出てくる歌だけじゃなくって実際に歌える人(微妙な言い方)!こんな人早々いないって。



仮にそういう人がいたとしても、既に契約でキャラクターで歌うことに制限がある可能性もある・・・という大人の事情もあったりしてね。僕のなかでは「超スーパー大物キャストか、さもなくば新人!」という感じだったんだけど、とにかく難航した。歌手モノってこんなに大変なのか・・・と初めてのアニメの現場で思い知らされましたよ。



そこで時間ギリギリで、この人はどうだ?というので現れたのが、東山さんだった。とにかく東山さんは歌がしっかりしていました。それが松田P、監督の決め手になった模様。何より大事だったのが「らぶこーる」を歌うことだったので。この人なら「らぶこーる」を歌える!ということで、今日決めなきゃアウト!という最後の打ち合わせの日にえいやあ!と決まったのでした。



その東山さんの最初のテスト歌唱に使われたのが、「コイノシルシ」「ハッピークレセント」「ALL4YOU」だった。東山さんのアイドル的な歌い方に関しては未知数だったんだけど、とにかく練習熱心な東山さんなので、最初から既にかなりのアイドルの歌い方をものにしてきた。かなり過剰にw そこから松田さんと甲さんが色々模索し、かのんのソロに先駆けて行われた「コイノシルシ」のレコーディングの時には僕も参加して、みんなで色々相談しながら、アイドルで素朴で歌が好きなかのんちゃんを見つけていきました。ここでの東山さんの柔軟さというか、指示をすぐに歌に反映できる力に関しては、もう何度か言ったかも知れないけど。新人でもこんなに何でもできるんだなあ・・・と、声優さんの力にビックリしたもんです。「コイノシルシ」の時点でもう、かのんちゃんの歌い方には、個性があった。



そして「コイノシルシ」の次がこの「ALL4YOU」だったんだけど、もう心配はなかったね・・・・。まあ、練習しすぎて声がでなくてレコーディングキャンセル、なんてことはあったものの〜!

wakakitamiki * かのんBirth全曲レビュー * 23:40 * - * - * pookmark
このページの先頭へ