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1/31:自分と、読者と。

何か最近自分で自分のマンガを分析することが多くなって。悩みが尽きない。



マンガで見えている部分というのは自分の頭のなかで広がっている世界のごく一部で、その要素の並べ替え方で出来上がりが毎回違う。ボクは毎日毎日一こま一こま、最善を尽くしているつもりだけど、あちらが立てばこちらが立たず。これがベストだったかどうかは、結果でしか判断できないし、その結果は一向に安定しない。ボクも未だに「これでオッケーだ!」という並べ方を知らない。だからまあ、せめて、おまじないのようにひたすら直し続けてるんだけど。



その一方で、名探偵コナンとか見ていると、ほぼ常に1位な訳だ。コナンって敢えてだろうけど、同じことの繰り返しな訳。あれはボクのような立場から見るととても恐ろしい。読者に飽きられるかも知れないし。にも関わらず、延々と飽きられない。ものすごいことだと思う。


あるケーキを食べて、とても美味しいと思って、リピートしてみたら2回目はさほどでもない、ということはよくある。2回目はもう美味しくて当たり前になってる。そこでもなお美味しいか、という部分が本当の力だ(だから、ケーキを食べれば食べるほどイデミやエーグルドゥースのすごさがわかってくるんだけど・・・)。2度どころか、一生繰り返しても常に良いものもある。


しかし、そういうレベルの領域というのは、実力とか努力とか、クオリティを上げることで何とかなる問題なんだろうかなぁ。神の世界って気がする。


 


「アバター」が世界記録を出したらしいけど、最初にあの予告編を見た時に「面白そう」だと思ったけど、あんなに大衆向けな映画だとは思わなかったし、まして、タイタニックを抜くとは思わなかった。実際見たらなるほどと思うんだけど、それにしても。あのキャラ、あの設定、しかも今時あんな強烈なエコロジー映画を、あんな手堅い感じにして、しかも客を呼ぶってのは・・・・3Dだからってことにはしたくないな。ジェームズ・キャメロンのどんな映画作っても客を呼べる能力の秘密が知りたい。



それでも、ボクはそもそも、全くマンガを描く能力がなかったので、連載を持ってることすらよくやってるとは思う。前にサンデーの編集長に軽口を叩いたんだけど、ボクの20代の頃の読み切り集を出してやりたい。こんなマンガ描いてたヤツがサンデーで巻頭カラーとかやれるとは誰も思わない。みんなに勇気を与えられると思う。



ボクも、自分の描きたいことについての分析はかなりできるようになった。昔は自分の描いてることすら把握できてなかった。神のみというマンガのなかに、確かにボク自身を見つけることができる。でも、「読者」はまだ見えない。それなのに、読者サービスとか言えた立場じゃないな。何とかかんとか、読者の皆さんの好意で読んでいただいてる状態だ。果たして、ここから先に進めるのかな・・・。

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