3/23:「結婚するって、本当ですか」第2話

 

スピリッツ発売日。

「結婚するって、本当ですか」2話です。このタイトル略しにくいよね、ボクの作品ファイル名は「結婚」になってますけど、なんか考えたい。早くも1週間…。週刊連載って早い。まあ、これがいいんだけどね。

 

さて、この物語の舞台となっているのは旅行代理店です。旅行代理店ってのは、とっても人気のある職業だそうですな。でも、実際のところ旅行代理店の仕事はとっても忙しく、給料も安くて結構ブラック。ボクもラスベガスに行った時にはフルタイムの通訳の人に付いてきてもらいましたが、旅行というのはハプニングの連続で定時という概念がありません。だから離職率も高くて…結果、若くて熱意のある人達しか残らないとも言えます。

 

だから、旅行会社ってのは陽キャばかりで、コミュニケーション不全の人間なんておらん。なんて思っていたら、意外と静かだったり気むずかしかったり一人が好きだったり、そういう人も実際にいるのです。リカやたくやのような人間もちゃんと存在しているのです。

 

そして、旅好きだからって海外に住みたい訳じゃない。これも事実でありますw住んじゃったらもう旅じゃないので。寒いところや、娯楽のないところはやっぱり行きたくないのであります。(逆に現地人みたくなっちゃう人もいます)

 

さて、二人はイルクーツクに行かずに済むのでしょうか?

wakakitamiki * 結婚するって、本当ですか * 23:59 * - * - * pookmark

3/16:「結婚するって、本当ですか」第1話

リカ&たくや

緑川理香がいたから二代目りかさん。

 

 

 

〜連載開始によせて〜

 

いよいよ、連載が始まりました。商業誌ではほぼ1年半ぶり。思った以上に皆さんからの激励をいただきまして…。なんだか緊張すごいですけど、それ以前にとんでもなく忙しい。週刊連載ってこんなに大変でしたけ?こんなに貯金がない状態で連載は始まるのって初めてなので、評判よりも締め切り的な意味でドキドキが止まらないっす。

 

 

今回の連載、何よりスピリッツでやる、というのが一番の変化なのです。ボクもサンデーで連載を目指していたのですが、なぜかこうなりました。

 

理由は簡単で、サンデーで企画が作れず、スピリッツで企画が通った。それだけの話です。

 

思えば去年一年は「キング・オブ・アイドル」の後遺症との戦いの毎日で、何にも浮かんでこないし何を考えても面白くないという感じでした。KOIの設定でアイデアが払底してしまっていた。担当さんの助けを借りて、何とか真理くんの読み切りを考えましたが、ほんと流行りのやつやってみました的な感じでこれが連載レベルとはとても思えず。それに、もう普通のラブコメはこれ以上サンデーに必要ない、というサンデーキッズとしての美学もあって意気消沈。

 

という訳で、16bitを進行しつつも、何か考えつくのを待ちながら取材をする日々を送っていたのです。が、一方同時にスピリッツでも企画が進行していたのです。

 

ただ、スピリッツでもアイデア浮かんでこなくて無為に打ち合わせだけやっていたのです。が、スピリッツでの担当が変わったところでその担当氏にネタを全部ボツにされまして。「これ面白くないんで、違うもの考えましょう」と言われちゃって。ただこれが新鮮で、ボクはしばらくの間、だれかから強いダメ出しをされたことがなかったので、このダメ出しのおかげで急に色々なものがシャンとしまして、新しいものを作れる打ち合わせの体制になりました。

 

といっても、サンデーでの連載を目指す道は変わってなかったのですが、1年ぐらいサンデーで取り組んでいたネタがボツになった瞬間、スピリッツでの連載はほぼ決まりました。あとスピリッツでは休載が取れるので、16bitとバトンリレーを抱えてる大中年のボクにとってはスピリッツのシステムはありがたかった。サンデーで取材をさせてもらった方々にはホントに申し訳ないんですけど、力不足でした。いつかどこかでまた形になるようにがんばります。

 

スピリッツはKOIが終わった瞬間に編集長が直接誘いに来ていただいて、しかもこの雑誌はボクが漫画家を目指すきっかけになった運命の作品「めぞん一刻」が掲載されていた雑誌でして、ボクにとってはサンデー以外だったらここしかない、と言う聖地。サンデー編集長の市原さんに「はよ新しいの描け!」って言われてたんですけど、「スピリッツでやらせてもらいます」って言いに行ったら、「がんばってまた戻ってきて下さい!」ってありがたい言葉。「●●に行くって言ってたら、羽交い締めにして止めるけどな!」って…●●じゃなくってよかった!

 

 

〜普通の人々のお話〜

 

今回のお話は「結婚」をテーマにしていますけど、こんなにもデフォルメやファンタジーがないお話を描くのは初めてです。恋人が不治の病とか、タイムリープがどうとか、主人公がゲーマーとか、女装男子とか転生とか、一切出てこないです。名前も普通、性格も普通。

 

でも、ボクはこういう人達の物語を描きたいなと常々思っていました。ボクは神のみの時も「鈍痛」なる表現を使っていましたけど、激しいものじゃなく鈍いもの、そういうものが好きなのです。陽キャでも陰キャでもない、ただ普通よりちょっと自意識過剰な人達。ツイッターとか見てると意見が違ったりちょっと話が合わないと息切れしたり動悸がはげしくなったり、かわいいものを見たら尊くなったり失神したりしますけど、そんな鋭敏な人ばっかりじゃないです。それはプロです。

 

ツイッターでも「曇キャ」という言葉をごり押ししてますけど、ボクもドンキャなんですよね。一般生活は普通にできるし、仕事もやれる。でも、自分に自信がなくて、人と一緒にいるとすごく不安。子供のままでいいと開き直る訳でもなく、でも大人にもなれない。そしてその全てをどこにも発信しない。あ、ボクは発信しますけども。まあ、そういう人達がこの物語の主人公です。

 

絵柄やストーリーの進め方も大分変わりました。これは青年誌というより、担当氏との打ち合わせの結果です。たとえば、ナレーション枠のモノローグが一度もない、とかね。全部思い台詞になってたりします。色々初めてのことが多くて、ようやくボクはKOIの幻影から離れて脳みそが戻ってきてます。だから、サンデーの方でも新しい企画を出しましたwすごい褒められましたよ←これいつ描くんだ?という訳で、みなさまこれからしばらくの間よろしくお願いします。

 

他のモロモロなことはまたおいおい。

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