9/17:忘れえぬ原稿

新日が最近勢いがスゴイ、というテレビをみながら、スタッフの福竹さん曰く…

 

「お腐れ様を呼び込むと、土地は荒れますが…その地に恵みをもたらします。」

 

名言だ。

 

てなこと言ってるうちに、遂に最終回原稿が完成!

 

完成した後で、原稿を出力してみんなで記念写真を撮った。こんなこと初めて。それぐらい大変で、しかも、スタッフさんの力による回になった。まさに仕事場全員の結晶。これでメイツのみんなを送り出せるというものだ。あとは印刷でちゃんと出るか心配なだけ。

 

月曜の昼を目指していたんだけど、結局深夜までかかってしまった。今日が祝日だったのはラッキーだった。みんなで深夜居酒屋へ行って、小さな打ち上げをやる。その後はお決まりのゲーム大会。宝石の煌めき。めっちゃおもろい。最高。

 

明け方までゲームやって、さすがに疲労困憊だから寝ようと思ったら、中林さんと福竹さんが何かPCの前で準備を始めている。

 

「何するの?」って聞いたら

 

「今から2人でワンドロやるんです」

 

だって…。1時間お絵かき勝負。あんだけ絵を描き続けて、まだやるか。敵わないよ。

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9/13:名前

今日も原稿、まだまだまだまだ先は長い。

下書き。

 

明日明後日はこの2人、舞ちゃんと洋子の誕生日。(なぜか、舞ちゃんはちゃんとつけたくなるし、洋子は呼び捨てにしたくなる)。

 

そういえば、担当さんに「若木さんっていい名前つけますよね、遙名まほろとかすごいと思いますよ」っていつぞや言われた。名前を付けるのは結構苦労する。覚えやすくて、しかも立った名前ってなかなか無い。難読漢字みたいなのもあんまり使いたくないし。繰り返しの名前ってのは覚えやすくて絶対毎回入れるけどね。緑川理香とか、今井桂馬とか、瀬川瀬奈とか。

 

KOIのメイツ達の名前は由来がある人が多い。知り合いの名前が結構多いけど、バックボーンと関係していたり、単にボクが好きなマンガとかからもらってたり。森川輝ちゃんとかはゲームからだからね。でも、知り合いとかの名前を使うとぞんざいに扱う訳にいかないから、途中で終わったりすると申し訳ないから終わっても次の作品でもう一度登場させるかも知れないなぁ。この2人とか特に。

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9/12:それでも上を見られるか

今日はサンデー発売日です。

 

 

そんでもってツイッターでもつぶやきましたけど、今回を含めて、後3回でキングオブアイドルはおしまいです。

 

 

今回は打ち切りです。担当さんに言われましたよ、「この作品は若木さんにふさわしくないから、終了しましょう」と。

 

そうなのかな…そうなんだろうな。変なマンガだもんな。でも、KOIはボクにふさわしい作品だと思う。ボクは本来、非力な作家。力があったら、20代でとっくに世に出てる。非力な人間がメジャーなフィールドで王道的なことをやるにはどうしたらいいか、ボクなりに工夫をして手を替え品を替え考えてる。それが、アルバトロスであり、神のみであり、キングオブアイドルだった。なの菓子やねじはちょっと違うけど。

 

アルバトロスが打ち切りくらった時は力不足だったと自分に言い聞かせたけど、KOIは経験を経て、技術的には自分のスペックの限界に近いものを出していたので、言い訳ができない。今ボクができる最高のものだった。運命はおとなしく受け入れる。けど、ショックは大きいね。まあ、全部終わったら、ブログにレポートを出したいと思います。

 

今最終回の原稿を描いている。

最終回は、全力で花火を打ち上げるつもりだ。

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8/17:キング・オブ・アイドル第5巻のお知らせ

みなさん、ゴキゲンうるわしゅ−まっは

 

単行本の告知です。

え〜、本日8/17、多くの地域でキング・オブ・アイドル第5巻が発売されます!

 

こんな表紙。

じゆうだー!いぬいひろし。

 

今回奇跡か化石か、発売日前に見本誌もらえたよ。

今回の内容は、この表紙の通り、未来と水着です。水着とミライですよ。前半の未来編は僕史上最長に近い長さでお送りします。描いてる最中はながいな〜って思ってたけど、いっぺんに見ると、そんなでもなかった。もっと長いこと描いたろかって思ったぐらい。

 

最近、16bit関連でお話を聞きに盒粁玉蕕気鵑砲会いした時に、盒兇気鵑法屮ングオブアイドルって不思議な話ですね…。僕はアイマスみたいなのやるのかと思ってました」と言われた。確かにそうかも知れない。僕も開始した時はそういうイメージはあった。でも、始めてみると、キングオブアイドルは「俺節」になった。アイドルを出口にした心の旅、それがキングオブアイドルというお話だと思う。結局、僕は集団生活はできない。1対1のやりとりしかできないのだった。

 

という訳で第5巻。みんなもまほろと未来の心の旅を読んでもらいたいです。

 

描き下ろしは、12ページほど。今回は前回のHD化みたいな、作画の直しはほとんどしていません。その代わりにメイツ達のショートマンガを大量に追加しました。

 

こういうの。全員分あります。

 

書店特典は今回はボツ表紙シリーズ。今回の表紙はラフを一杯描いたので、それ全部ペン入れして、復活させました。従って全部未来。

全イラストはこちらにて↓

http://websunday.net/news/18080808.html

 

今年の夏は何か鬼大量の原稿を描いてましたが、今年の私の夏の思い出を皆さんもお中元としてお届けします。有料で。

 

どうぞよろしくお願いします。

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7/10:KOIサマーコンサート編&1学期総括

遅ればせながら、7月7日は、飛鳥未来ちゃんの誕生日でした。

 

未来ちゃんは、ボクが初めて描いた女の子のような気がします。一見、快楽主義者のようであり、しかし彼女にとっては全てが意図的。自分を常に破壊していく知的カオスの実践者であります。(ボクから見ると)各方面に隷属的になりがちなアイドルという世界で、未来ちゃんみたいな独立国は重要な存在で、この子をKOIの主人公にしたらどうだったかな!と思います。

 

 

そしてその未来編からつながったサマーコンサート編のお話です。

単行本で描き足ししたポスター。キサラ&ヒカリ。

 

サマーコンサート編は、まずスケジュール確保から始まりまして…とにかくこれだけ水着の人間を沢山描くってのはボクも初めてもことで。スタッフさんに任せるって訳にいかないんでね。それで後ろに休載をあるのを確認してから、描き始めました。

 

・女体

やや盛り気味の瀬奈。

 

女の子の裸と描くには近頃ではかなりちゃんと描かないといけない風潮がありますのでね、ボクも気をつかいます。同じオッパイでも他の部分の肉付きによって違いがありますし、柔らかさも一人一人どんなだろうと想像しながら()描くことになります。とはいえ、胸はともかく、身体はやせ・普通・グラマーぐらいしか描き分けられませんけども、そこは組み合わせで。たとえば、クレアは外国人なので、胸もおしりを大きめに描いて、胸はやわらかめ。瞳は身体はやわらかいけど、胸はパンパンみたいな。この描き分けは最初は大変だけど、一度できあがると楽しいwもうお風呂シーンとかいつでも来いという感じでございます。

 

腹筋を描くかどうか迷ったけども、まあ、読んでる人がどんな性癖がわからないのでコンプラ発動しました。

 

 

・騎馬戦

肉付きいいけど、胸はそこそこの舞ちゃん。

 

騎馬戦は「いれる必要なるの?歌歌わないのに」みたいな意見もありましたけど、やっぱり華やかなので入れました。今の人ってこういうアイドル運動会の騎馬戦ってピンと来るのかな。ポロリもあるでよ!みたいな。ラジオで松村邦洋が言ってたけど、運動会で水着が脱げる人には目印が付いてるんだってねw知らなかったなぁ。これを知ってる状態でテレビ見てみたかったなぁ。

 

しかし、男の騎馬戦は全然つまらないけどね。ボクが高校生の時に運動会で騎馬戦あったけど、運動部の奴らが凶暴過ぎて、開始の笛が鳴ったとたんに自分たちで崩れてましたよ。自害。だって、ラグビー部の連中の騎馬とか、騎馬の形のままドロップキックしてるんだもん。騎馬がジャンプしてるんよ。こんなんに勝てるわけないやん。みやすのんきが描くような運動会なんてないんですよ、現実は。

 

 

・まほろの歌

まほろの歌シーンは、本当は1年生の終わりにやろうと思っていたステージだったんですけど、出すタイミングだったような気がしたんで、使いました。このシーンは、ボク的には1学期ベストだと思います!

 

 

・1学期を振り返る…

 

キング・オブ・アイドル。1年間、49話を使って、1学期が終了しました。

 

振り返ると本当に反省ばっかりでね。7月9日のブログで「ストーリーはドリブルのようなもの」と言ってましたよね、ボク。翻って、KOIはどうでしょうか?ボクが最初目指していたものはボールを読んでる人に預けるような、かなりフレンドリーなものだったのです。しかし、実際のところ、KOIはかなりパーソナルで内省的な話になってしまったような気がします。まるで「俺節」のような。個々の話はとても満足してるのですが、お話全体として果たして、1話を読んだ時にみんなが思い描いていたようなお話だったのか?KOIが当初掲げた様々な目標を達成できてるのか? というと、ボクのプロデュースはつたないところがあると思います。

 

特に要素の過積載が気になるところ。休載期間には、水着の作画とともに、要素の分析・整理も行いました。2学期は新しいシステムでKOIが始まる予定です。どうそよろしくお願いします。

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5/29:KOI・『未来編』のお話

やっと未来編が終わりました。

 

いや〜長かった…。火の鳥の未来編ぐらい長かった。こんだけ長いことやることも、主人公抜きで3週ぐらいやったことも初めてだったので、自分でもチャレンジの連続という感じのシリーズでした。

 

 

 

このお話のテーマは、「自由って、一体なんだ?」

ということでしたね。尾崎豊のスクランブル・ロックンロールじゃないよ!

 

 

そもそも未来編は『ぼくらの七日間戦争』が最初の下敷きでした。この映画は厳しい校則を課してくる大人の圧力に対して中学生が戦いを挑むという"自由"についてのお話で、それ以上に全盛期の宮沢りえのかわいさ(この3年ぐらいの宮沢りえのかわいさはZONE入っていた)がグイグイにやってくる伝説のアイドル映画でした!

 

しかし、この映画の頃と今とは時代が違う。今でも珍妙な校則が話題になりますが、今は大人がそんなに厳しくない。ならば今は、昔に比べて自由になった!…のでしょうか?…自由?…自由って一体なんだ?

 

ボクは映画では抑圧する側の「オトナ」になった訳ですが、何だか全然自由な感じがない。誰にも何にも言われてないのに、何だか窮屈。ツイッターもいつの間にか全然つぶやかなくなっちゃったし。いつも誰かが見張ってるような気が。この感覚って何なんだろう?

 

 

そこで、ボクのパーソナルな思い出がまた例によってニョキニョキと出てきまして…。

 

学生の頃というのは、何かと不自由を感じるものです。学生の頃、ボクは「誰かがボクを殴ってくれないかなぁ〜」とずっと思っていたのです。勉強なんて大嫌いだったし、学校も大嫌い、かと言って自分で学校を辞めるとかそういう勇気もない。電車でサンデーを読み、筋肉少女帯を聴きながら、誰かが強制的にボクの生活を破壊してくれないかなぁ〜とか、思っていた訳です。多くの人がこんなもんでしょ?

 

当然そんなすごいことが起こる訳もなく、ボクはそのまま大学に進みました。高校の時よりも自由になった!はずなのですが、ボクはそのまま何となく外に出なくなって、そのまま部屋から出られなくなってしまった訳です。ボクは誰にも怒られることもなく、誰にも指図されることもなかった。なのに、自分で自分の道も決められず、ある日どこにも進めなくなってしまった。な〜んでこんなことになってしまったのか。

 

じゃあ、ボクは高校生の頃に誰かに殴られたら、人生は変わったのでしょうか?いや、変わらないでしょう。ボクはきっと同じ道を歩いて行った。 じゃあ、どうやったら人生が変わったのか?ボクは違う人生を選択できたのか?

 

未来と翼という双子の姉妹は、そこで道から飛び出した人、飛び出さなかった人、それぞれの運命を歩んでいる二人です。未来は外に逃げた人、翼は内に逃げた人。

 

この二人の造形は、今の担当さんが代わりっぱなに「ボクが一番好きな映画なんですよ!」として紹介してくれた、『シングストリート』という映画が色濃く反映しています。この映画も若者の飛び出し系の映画ですが、すごく面白くて。この主人公のお兄ちゃんが内側にドロップアウトした人なんですけども、ボクの大学生の頃にほんとそっくりです!家から一歩も出ないクセにやたら尊大でw

 

だから、最後の部分は『シングストリート』にならって、翼姉ちゃんがどういう人生を選択するかは隠そうと思っていたんです。翼が前向きになれるかどうかはわからないって。ところが、担当さんからは「もっとポジティブにしてくださいよ」って…。そこでどうしたものかと悩んでいたのですが、『グレイテスト・ショーマン』を見に行っていたく感動したボクは、最後明るい道が見えるようなものに変えたのでした。

 

 

(追悼・高畑勲)

 

一体、自由って何だ? という問いについての答え。

 

それは読んだ人が勝手に考えてもらったらいいのですが、ボクは「自分が自分に命令する」ということだと思います。そして、その命令する瞬間、人は何にも縛られない。

 

よく言うでしょう「自由には責任がともなう」とか「ルールさえ守っていれば、何をやってもいい」とか。それって、結局「自由にするな」と言ってるのと変わらないでしょ。自由に責任なんてないし、ルールも守らなくていい!少なくとも、最初の一歩を踏み出す瞬間は。 そして、未来はそれを行った。

 

 

未来の最後の歌。ここはシド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」まんまです。最初は戦車に乗って歌うはずだったのに、象になっちゃいました。象の名前がナンシーというのは…まあ、そういうことです。

 

そういえば、日大アメフト部の話が話題になっていますが、これも自由についてのお話と言えるかも知れませんね。自分の心の命令に従えない。意にそぐわないことをやらなきゃいけない。そういうの、世の中の色んな場所に溢れています。欅坂とか見てると、「大人達の言いなりにならない、って言ってって大人達に言われたからやってます」って感じで大変だなぁ…と思うんですけども。

 

しかし、これが100%抑圧なのか、と言われると…。日本で暮らしてると、自由に何かをやるということが教えられていないというか、自由のDNAがないというか、自由にやれ!と言われないと自由にできないというジレンマがあります。抑圧されて初めて自由を感じる。誰かとこの話をしている時に、その人が「日本人が本当に自由になれないのは、自分のなかに神様がいないからじゃないか」と言ったのがすごく印象的だったのですが、そうなのでしょうか?

 

でも、一歩ぐらいは道を外れる自由があるものです。一歩ぐらい自由に歩いても、死にはしない。というお話でした。

 

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5/17:キングオブアイドル単行本第4巻発売します。

よよいのよい。

告知です。

 

 

キング・オブ・アイドルの第4巻が、明日5月18日に発売になります。よろしくお願いします。

 

http://websunday.net/news/18051001.html

書店特典はこちら↑瞳、藍先生、瀬奈です。

 

この巻は連載開始以来、初めてキングオブアイドルの全ての要素が入ってる巻だと思います。KOIの要素、それは何ぞや、と問われますと…

 

キング

オブ

アイドル

 

です。つまり、なんか特別な女装の男が(キング)、女の子との交流しつつ(オブ)、アイドルとして活動する(アイドル)。この3要素。これを18ページという尺で毎週やるのはとっても難しく、過積載の状態でず~っと置き方に苦労していたのですが、この巻は遂に1冊にいい感じで入っております。4巻にして!

 

読み切り回は全部好き。レコード回、オバショタ回、灼熱テスト回、全部いいし、しかも、それぞれが「キング」「オブ」「アイドル」の要素を実現してる。もちろん、この巻の中心である瞳編も、描き足しをして完全版になっております。

 

ついでに単行本に合わせて、HDリマスターを実行!

HD!

 

高精細!

まあこれは毎回やってることですが。

 

という、キング・オブ・キングオブアイドルな4巻。是非是非よろしくお願いします。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 11:32 * - * - * pookmark

3/27:KOI第37話のおはなし

すみません、おわびなのですが、まだ年賀状の返事ができていません。毎回毎回どんだけ待たせるんだ、と思われるでしょうけども、色々と作業が重層的に立て込んでおりまして…あとカラーが苦手という心理的な壁もありまして…(借金持ちの言い訳のようでありますが…)あと数日お待ち下さい。

 

んなこと言いながら、ブログの方はしれーっと更新。

先週のKOIのお話です。

このJKはフィクションです。

 

今回のKOIは、完全にボクだけが楽しい回というか…。きっとボクは食あたりでおかしくなっていたのでしょう。そう、先日患った食あたりでスケジュールがつまってしまって、16ページしか描けなくなって本来やるはずの話ができす、急遽差し込みになったお話なのです。

 

そもそもどうして突然アナログレコードの話やり始めたかというと、まあ、ボクがレコードプレイヤーを買った、ってそれだけのお話なんですけどね。

REGAのPLANAR1という、まあそこそこお安いプレイヤーなんですけども。これが実に良い。今やAppleMusic他、ハイレゾの配信まである時代。音楽を聴くということが実に手軽になったなかで、アナログレコードという、この実に個性のある存在!盤ごとに、工場毎に、作った時代・場所によって違うジャケット、音。中古でレコードを買うと、前の持ち主がどういう人だったかもわかるような気がする。今敢えて音楽を所有する喜びを感じる。昔は耳障りなだけだったチリチリノイズが今や愛おしい。

 

最近レコードが息を吹き返して、どこの会社もレコードをもーいっかい作り始めてるらしいけど、DJかじる訳でもなく、レコード世代が懐古で聴いてる訳ではなく、30代ぐらいの世代が聴いてるんだって。きっと、このアナログの「触感」がいいんだろうと思う。

 

という訳で、レコード話を描いてもいいだろうって!レコード屋で女子高生とか見たことないけどな!

 

 

↑これはセカンドプレス。600円。

 

お話は「星崎恋の幻のレコードを探しに行く」というプロットでした。これには元ネタがありまして、松田聖子の『Candy』というアルバムです。

 

この『Candy』というアルバムは最初に発売された時に収録されていた曲のうちの2曲が、セカンドプレスでは別のヴァージョンに差し替わったのです。なんか最初のが不満だったんでしょうな。という訳で、1stプレスに入っていた曲はその後オクラになって、1stプレスは貴重盤になっておるのです。

 

ちなみに区別する方法はマンガのなかでもあった通り、レコードの表面に刻印されている製造の順番を表す番号(マトリクスという)の末尾が「A1」か「A2」かというだけ。でも、これを探すのが大変。ヤフオクとかで探してみても、説明にファースト、セカンドという表記が全くない。どうやって探すんだという感じ。全部買って調べるんだろうか。

 

これが洋楽だと細かく研究されてるのでわかる。オールドファンは、「マトリクス」もしくは「マト1」(←最初にプレスした盤ほどいい音がするはず、という宗教)を求める病気にかかっていて、特にビートルズとかツェッペリンとかはあらゆるバージョンのレコードが研究されていてすごい。「discogs」というこの世のレコードのバージョンと製造番号をひたすら溜め込み続けるサイトまである訳です。だから洋楽のレコードだと、同じビートルズの「アビーロード」でも、

 

・UK-ORG/(EX/VG++)/HER MAJESTY有/APPLE位置通常/MAT:2/1

・UK-ORG/(EX-/VG++)MAT2/1(4MGL:5RTR),HER MAJESTY無,LEFT APPLEW

・(EX+/EX++)MOBILE FIDELITY,日本ビクタープレス

 

と呪文みたいな説明書きがついておるのです。楽しいね。ちなみに星崎恋のファーストプレスのロゴの色が違うのはツェッペリンの1stのネタです。

 

これも。古いアイドルレコードからのいただきもの。うしろ指さされ組。

 

それにしても、最近出てるアナログレコードの本とか、表紙を少女にして「アナログ女子」があたかも増えてるみたいな幻想を巻き散らかしていますけど、見たこたねぇ!もしかしてボクが新宿にいるのがいけないんでしょうか。渋谷ではガンガンにアナログ女子がいるんでしょうか。新宿では男、しかもおっさんばかり。たまに女の子がいても男の付き添いという、かつてのレンタルビデオのアダルトコーナーの様相を呈しておりますよ。

 

瀬奈ちゃんみたいな神チェックを魅せる美少女に出会いたいものですな!こないだ隣りですごいスピードでチェックしてる人にあいましたけど、おじさんでした。

 

でも、描いて良かったです。だって、掲載日がLPレコードの日ですよ。しかも水曜日が祝日で火曜日発売になってそうなった。こんなの計算できない。ボクが描いたというより、レコードの日に描かされたような気分です。

 

この話は是非続きを描きたい(いらない?)。という訳で、次回からはまたシリーズ話が始まります。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 23:55 * - * - * pookmark

3/22:KOI第38話のおはなし

原稿やっとできたー(^^)

 

と言う訳で、39話(もう39話?)のKOIのお話。

 

瞳編が終わって、読み切り回。今回は特にコンセプトも何もなくって汗だくの人々を見たいというだけで描いたお話です。まあ、汗さえ描ければよかったので、筋はテキトーです…なんてのも性格的になかなかできないタチなので、最後に訳わからんカットを入れてしまいましたw

 

これはですね。犬神家ではなく、「台風クラブ」という映画からのネタですね、はい。「台風クラブ」というのは、アイドルに精神攻撃をしかけることで、結果オーライ的にアイドルを女優にしてしまう相米慎二監督の傑作で…。これがメチャクチャな映画でね。台風が近づいてきたある日に学校に閉じ込められた中学性男女が台風とともに異常行動を始め、なんだかんだで最後はわらべの歌を歌いなが全員下着で踊るという。工藤夕貴と大西結花という当時のアイドルが出ていたんですけど、よくやったなぁと思いますね。まあ、見たことない方はどうぞ。

 

だからして、アラフォー読者の方々には、この話は是非バービーボーイズの曲をかけながら見てみただくといいと思います。若い人はまあ…適当にw

 

しかし、こういうのを描くと高校時代を思い出しますねぇ。遠距離通学でずーっと暑くて。高校は大阪の都会の真ん中にあってクソ暑くて、机の上を触るのもイヤだった。で、窓の外を見ると隣の中学は思いっきりクーラーが付いてる。「なんで隣にはあって、俺らはないんじゃ!」って先生に言ったら、「いたいけな中学生をこんな排ガスのなかで勉強させる訳にいかんだろう」だって。わしらはいいんかい。

 

という訳で私の脳は排ガスで満ちています。またお会いしましょう〜。

wakakitamiki * キングオブアイドル * 23:59 * - * - * pookmark

3/13:KOI第33-37話・瞳編のお話

どうも、今年こそ花粉症になったかも知れない。

 

慢性鼻炎なんで鼻水は子供の頃から四六時中出てるんだけど、くしゃみが異常に出る。あと肌荒れ。されに目玉の違和感。これはなっちまったんではないだろうか?今はまだ導火線に火が付いてるという感じだけど、いつ爆発するのかね〜。

 

 

という訳で、瞳編が終わりました。

 

今回のお話のきっかけは、ボクの家族から聞いた「お祭りの縄を編んでた人が年を取って編めなくなった」という話です。

 

最近、田舎だけでなくかなり人口のある街であっても、駅前や商店街というかつては街の中心だった場所の衰退が激しいですね。このお話を描く前に写真を取りに栃木の街を何カ所か行ったのですが、そのひなびた感じに圧倒されてしまったものです。そこそこの人口のある街なのに、(まあ、年の暮れだったということもあったけど)ほとんど閉まっている店々、誰も歩いていない道、ここしばらく新しい建物が建ってないかのような昭和を感じさせる町並み。

 

大型店のある国道沿いに人の流れが移ってしまって、地方の駅前はどんどん何にもなくなって行きます。奈良みたいにコンテンツのある場所だと、昔マジで何もなかった駅回りが再開発で発展しました、みたいな可能性がありますが、大概の場所ではそんなこともなく、このままずっと人が「中心部」に人が少ないままでしょう。イオンはうちの実家の近くにもあって便利で最高ですけどw人のしがらみからも解放されて最高なんですけど(苦笑)。そういう暮らしのなかでアイデンティティというか、土地への想い、というのをどうやって保っていくんだろう?という気もします。

 

アイデンティティというのは人のつながりのなかで作られるものですが、実に面倒な部分もあります。ある種その象徴が「お祭り」だと思います。面倒だけどやりたい、やりたいけど面倒。建前と本音があるものです。

 

ボクが昔住んでいた池田市のマンションの裏にも小さな神社があって、お祭りの日には無限ループで「つっきがぁ〜でたでた〜」と大音量でやっていて「うるせ〜なぁ〜」と小学生のボクは思っていたものです。あのお祭りは今でもやっているのでしょうか?うるさいから中止になってしまったかも。なくなると寂しいけど、そのためにボクが何かやらないといけないなら面倒くさい。でも、アイドルが毎年来てくれるなら行くと思うし、何なら手伝うと思う(現金)。なんて思いながら。

 

そういう想いもこめて、瞳さんが街の人々に依るべきものを訴えるというお話になりました。

 

 

・まこと君

 

田舎で二人乗り。いいなぁ〜。

 

でも、こんな絵でも編集部に描いて良いか一応お伺いを立てないといけない難しい時代。クレーム来るかも知れないからね。

 

今回はまほろの理想論(と変態性)が遺憾なく発揮された回になったかと思います。ボク自身もこういう話は神のみで散々やってきた形式であるし、実にコントロールがしやすかった。ただ、本当はもっと変態的な行為がしたかったけど、そうすると何話あっても足りない。まこと君と瞳は多分この先も出会うはずだと思う(!)ので、楽しみは先に置いておきました。

 

 

・MCK

野球部のケンジ君。

 

この子は「デビルマン・クライベイビー」視聴記念で加入しました。瞳の街の舞台は川崎ではないんですけども…。あと、このキングオブアイドルというお話がもともとはラップバトルをやっていた事実を踏まえて。あのまま描いてたらどうなったのかなねぇ、ヘイYO!

 

 

・アメノウズメ

なんかうる星やつらみたいなコマ。

 

今回のお話の最終話は天の岩戸伝説をイメージして描きました。アメノウズメが巫女の始まりというのはよく言われる話ですが、アイドルは現代のシャーマンである訳で、そう思うと、アメノウズメ=巫女=アイドルという構図が成り立ちます。そう思うと、アイオスの使い手の素質を一番持っているのは瞳さんかも知れませんね。

 

 

キングオブアイドルと言うのは今から10年後ぐらいのお話ですが、このお話は田舎の衰退の話ではなくって、便利になったおかげで面倒な人とのつながりがなくても全然生きていける。じゃあ、人はどうやって集まるのかなぁ…というお話だったと思います。そのなかで、アイドルというのはとにかく人を集められる人達なのです。ここの部分を突き詰めるとこんな寝不足の頭で書いているブログじゃ論旨メチャクチャになりそうなので、ここら辺でやめときます。

 

では、これから何回か、読み切り回が続きます。

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